話題作『おおかみこどもの雨と雪』を手がけた
デジタル・フロンティアによる3DCGセミナー開催!
2012年8月4日(土)に体験入学が開催され、3DCG業界から、株式会社デジタル・フロンティアの鈴木伸広氏(CG制作部プロデュ―サー)、堀部亮氏(同ディレクター)、元生晃司氏(同シニアデザイナー)のお三方に来校いただきました。
デジタル・フロンティアは、映画『サマーウォーズ』、『GANTZ』などの有名作品を手がけてきた、神戸電子でもおなじみの映像制作プロダクションです。セミナー当日は多数の参加者が詰めかけ、会場となった5階ドームホールは人でいっぱいの状態になりました。
今回は、現在全国ロードショー中の話題作『おおかみこどもの雨と雪』を例に、実際の絵コンテやメイキングなど貴重な画像を使用し、3DGC制作についてご解説いただきました。
本作品におけるCGの役割とテーマは、「アニメーション映画で風を表現する」。アニメキャラクターの周りでいかに自然に背景を見せるかがポイントだったそうです。
「3DCGを使うことで表現手法や選択肢が広がりました。今後、2Dと3DCGの融合はさらに進むでしょう」(元生氏)、「自社のオリジナル作品制作をいつかやってみたいですね」(堀部氏)、「世界中に認められるような作品をつくるのが目標です」(鈴木氏)といった、今後の展望もうかがうことができました。
株式会社デジタルフロンティア CG制作部
プロデュ―サー 鈴木 伸広氏(写真:右)
ディレクター 堀部 亮氏(写真:中)
シニアデザイナー 元生 晃司氏(写真:左)
私たちはみんな、皆さんくらいの歳のときはまだCG業界には縁もゆかりもありませんでした。その点皆さんはすごいと思いますね。3DCGをつくるって、やっぱりすごく大変。制作中は、『ホントに終わるのかな?』なんて、先が見えない状態に陥ってしまうこともあるんですが、ゴールは必ずあります。それが楽しさ、やりがいにつながっていきます。皆さんはまだまだ若いし、先も長い。自分を信じて頑張ってください。
関連ページ
・デジタル・フロンティア-Digital Frontier
・神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科(3DCG・映像クリエイター育成の学科)の紹介ページ
・3DCGアニメーション学科ブログ