【セミナーレポート】さまざまなVRコンテンツを手がける、GREE VR Studioによるゲームプログラム・3DCG業界セミナーを開催!

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2017/3/25(土)、北野館ソニックホールでプログラマとCGについての業界セミナーを開催、グリー株式会社からマネージャーのパオリーノ・ルイス氏に来校いただきました。

話題のVRについて、さまざまなプラットフォームを徹底比較。
開発を行う上での特徴も紹介。

パオリーノ氏は、3Dゲームの開発を11年経験、これまで制作にかかわった3Dゲーム20作品以上がリリースされています。現在は「GREE VR Studio」で全体のアートディレクションやワークフロー、パイプラインといった幅広い制作過程を担当し、スタッフの技術面のサポートにもかかわっています。今回は、「現状のVRの端末やプラットホーム」、「TOMB OF THE GOLEMSのメイキング」という2つのテーマについて解説していただきました。

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「現状のVRの端末やプラットホーム」では、VRを体験するために使用するゴーグルの形状をした装置である「ヘッドセット」と「ヘッドマウントディスプレイ」について説明。ヘッドセットは、一般的にスマートフォンをVRディスプレイとして機能させる装置であること、またヘッドマウントディスプレイは据え置きゲーム機やパソコンの画面を見るために頭部に装着して使う装置で、ヘッドセットよりも容量や処理速度面で優れていることなどが紹介されました。
各メーカーの機器を比較し、機能や価格について長所と短所をていねい説明されたうえで、VRを体験する環境に応じた装置の選び方を教えていただきました。

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VRは、ソフトも装置も開発競争真っただ中!
現状装置に対応のソフトを短期間で開発する技術が求められる!

続いて、昨年リリースされたGearVR対応の「TOMB OF THE GOLEMSのメイキング」について、一部の映像を見ながら紹介されました。少人数のスタッフで企画から2カ月という短期間で仕上げたエピソードに、会場から驚きの声が漏れました。ハイクオリティなVR作品を完成させたスタッフの作業を紹介いただき、ふだん聞くことができないプロのテクニックに触れるとともに、発展し続けるVR装置に対応するソフトの開発競争の厳しさを知る機会となりました。

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セミナー後には、学生に個別指導いただく時間も設けられ、学生がパソコン画面に映し出した作品を見ながら、「より良いものをつくるためには、絵コンテを描いたりコンセプトワークをしっかり行うことが大切」といった貴重なアドバイスをくださいました。

20170325_gree-vr06ゲームクリエイターをめざすなら、
得意分野を徹底的に極めよう!

グリー株式会社
マネージャー
パオリーノ・ルイス氏

16年前にアルゼンチンから来日、日本語学校で学んだあと電子系の専門学校へ進学して、ゲーム制作会社を経てグリーに入社しました。最初に働いた会社が少人数で、専門外のこともやらなければならず、そんな環境の中で鍛えられ、さまざまな専門技術を身につけました。全体を見渡すマネージャーのような立場で仕事ができているのも、その時期があったからこそと実感しています。
今振り返っても、専門学校で学ぶ時期はとても大切。自分の得意分野をとことん突き詰め、周囲に負けないという自信を身につけるまで努力してほしい。自信が身につけば、自然と得意分野以外の技術にも興味を持ったりして視野が広がるものです。また、3DCGやVRの世界に興味があるなら、とにかく立体に接してほしい。粘土などで人間や物をつくって形状をしっかり理解しておくこともオススメします。

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