2018/4/26（木）、イギリスを代表するメディア・アート・センターのひとつ「FACT」より、ディレクターを務めるマイク・スタッブス氏（以下、マイク氏）をお迎えして、校長をはじめ教員との意見交換会を行いました。
「FACT」ではさまざまなテクノロジーやアートと人が出会う場所を提供しており、その教育にも力を入れています。意見交換会は、お互いの教育内容を共有しさらなる教育力充実を図る目的で行われました。
FACT (Foundation for Art and Creative Technology)とは
リバプールにある英国を代表するメディア・アート・センターの一つ。芸術と様々な人々そして技術が出会う場所。独自性の高い展覧会プログラムや映像作品そして参加者主導のアートプロジェクトを企画立案し、創造的技術のパワーによる創造性の鼓舞、そして、人生を豊かにすることを目指している。受賞暦をもつセンターは、2003年開設以来、3つのギャラリー・スペース、カフェ、バー、4つの映画館に約400万人の来場客を迎えている。
マイク・スタッブス紹介
Foundation for Art and Creative Technology（FACT）ディレクター
芸術と様々な人々そして創造的な技術が出会うメディア・アート・センターであり、また、新しいメディア芸術の形式や意義深い社会参加プログラム、クリエイティブ業界と連携した人材開発の協働と提案において英国で主導的な役割を果たしている組織でもあるリバプールのFACT（Foundation for Art and Creative Technology）ディレクター。幅広い芸術・メディア活動を知悉する彼の芸術分野におけるリーダーシップ、展示企画力、情報発信力は国際的に認識されており、これまでに350以上の展覧会プログラムを協働プロデュースしている。
また、映像作家としてのスタッブスの作品は、越後妻有アートトリエンナーレでのバーバラ・ロンドン賞を初めとする国際的に認知された多くの賞を獲得している。
10 years of FACT on Vimeo（FACTの取り組みを紹介した映像）
10 years of FACT from FACT on Vimeo.
まずは、マイク氏を各校舎・実習室にご案内しました。3DCGアニメーション学科の実習室やレコーディングスタジオでは、放課後も作品制作のために残っている学生がいました。マイク氏は彼らに今どんなことに取り組んでいるのかと、興味津々で質問をしていました。
現存する数少ないアナログシンセサイザー「moog」に興味を示すマイク氏。
ちょうど居合わせた学生たちとの記念撮影。
次に各学科の作品を見ていただき、その後お互いが取り組んでいる教育について、質問や意見交換を行いました。
FACTも本校も、多くのエンジニア・クリエイターを輩出・育成してきました。お互いの取り組みが刺激になり、今後の教育のヒントになりました。
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