秀逸な情報編集「 ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム 」展@兵庫県立美術館

2015.11.16

CATEGORIES:国内

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兵庫県立美術館で開催中の「 ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム 」展はもう行かれましたか。手塚治虫さんがなくなられた1989年から現在まで約四半世紀にわたるマンガ、アニメ、ゲームの表現の多様性を概観する同展。その情報収集と編集、そしてそれらの表出がとにもかくにも秀逸です。私にとり過去最高の満足感と言っていいと思います。
3DCGアニメーション学科がよくお世話になっているCG-ARTS協会も参画するメディア・アート国際化推進委員会が企画し、神戸ビエンナーレの一環としての開催です。
見所を一部紹介しますが、11月23日までですので、まだの方は是非お急ぎください。

表紙

マンガ、アニメ、ゲームを①ヒーロー&ヒロイン、②マンガ、③アニメ、④ゲーム、⑤インターネット、⑥キャラクター、⑦プレイの7つの分類で切り分けています。

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入って直ぐ右手にある歴史年表。マンガ、アニメ、ゲーム、社会事象の四段になっているのですが、マンガでの原作発表→TVアニメ化→ゲーム化の流れや、単体ゲーム作品が起こる世情、背景を雑観することができます。ひとつひとつの関係性は早いのですが、なにせ数がおおいため、ここだけでも1時間使っていいと思います。全体となるや、ですので時間に余裕もっての来館をお勧めします。

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’95年作、TVアニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」は全26を鑑賞でき、30周年を迎えた任天堂のアクションゲーム「スーパーマリオ」のメインキャラクター、マリオが最初は手書き原画で起こされたことを知ることができます。また、シミュレーション的なドライブフィールを得れるゲーム「グランツーリスモ」のコーナーでは、車が走らない所、サーキットのコース外や景観CGの作り込み具合に感嘆しきり。映画を一本作る意気込みですね。

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元々ゲームソフトのプログラマーをしていたので、ゲームコーナー鑑賞の時間がながくなってしまいます。懐かしのメガドライブやセガサターンまで含めたゲーム機16台を実稼働させ、実機をプレイ出来るんですね。これは覚えている方も多いと思いますが、体をフルに使ってのダンス体験が出来るコナミのダンス・ダンス・レボリューション。初号機が展示され、そしてこれもプレイできます。2回目に行った際、家族で汗をかいてしまいました。

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インターネットの普及で流通コストが下がり、少量消費ジャンルが日の目を浴び、一人全編制作してしまうような作品も登場する。変化は常に起こり、これからも続いていく、走り続けるのが社会、文化なのだなと。
これからクラウド(ネット)、AI、ロボットなどの技術進化でもって世の中や、働き方が大きく変わっていくと予測されていますが、ロボットと人の関わり方について考え、表していくという点では、我々日本人は先駆者だったなと感じました。

最終5日間には様々なイベントが開催されるようです。是非ご覧ください。

※ 画像の大半をCG-ARTS協会(公益財団法人 画像情報教育振興協会)にご提供頂きました

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