7/27 (土)18:38~

サウンドデザインセミナー開催!大ヒット映画『舟を編む』の音響効果の世界

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映画の効果音はこうしてつくられる!
『舟を編む』の音響効果を手がけた録音技師によるセミナー!

2013/7/27(土)にサウンド業界セミナーが開催され、今春公開の大ヒット映画『舟を編む』の効果音を手がけたフリーランス録音技師の加藤大和氏と、有限会社カモメファンの音響効果技師・小島彩氏がご来校くださいました。

足音や物音、遠くの鳥の声など――映画では、これらのほとんどが後から録音されます。いろいろな“生の音”を別録りして、映像に合うよう当てはめていく、これが効果音の仕事です。
素材として音を録るのが加藤氏、それをシーンに合うよう調整し、あて込んでいくのが小島氏の役割。

『舟を編む』は辞書の編さんを描いた映画です。特に紙をめくる音の表現に苦労されたとのこと。
セミナーでは本作の一場面(10分間)を、現場の声だけのバージョンと、効果音や音楽を入れたバージョンの両方を視聴して違いを実感したり、映画の画に合わせて参加者自らが効果音を作り収録するという興味深い体験もできました。

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録音技師
加藤 大和氏(写真右)

映像として映っていないもの、自分で情景をイメージする訓練を。

「映画の台本って、実は詳しい情景描写が全然ないので、自分で考えないといけない。意外に感じられるでしょうが、映画の効果音の仕事に興味があるなら、小説をたくさん読んでください。そうして、ストーリーや文脈から、映像に映っていない情景をイメージする訓練をしてください」。

有限会社カモメファン
音響効果技師
小島 彩氏(写真左)

周囲のあらゆる音を意識して聞く。音の特徴や質を聞き分ける耳を持とう。

「映画や舞台を見る、本を読むなどして、イマジネーションを膨らませて。そしていろんな音を意識して聞きます。駅や飛行場、そこで流れるアナウンスやチャイム。机をたたく音一つとっても、材質の違いで音が変わる。効果の仕事をするなら、こういう耳を持って周りの音を聞いてみましょう。」

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