神戸ハリストス教会 ー ロシア正教

2010.1.14

CATEGORIES:神戸

宗教の物理的な拠り所、教会 。
2009.12.4 「国際都市の条件」で触れましたが、神戸には様々な宗教の教会が建ち並び、様々な教義から発せられる考えが交錯する街であることが伺えます。

091229 聖ハリストス協会

ロシア正教の流れを汲む教会。 十字架の形が特徴的ですね。
神戸電子の本館と南館が位置する同じ山本通1丁目内に有ります。 通学路からほんの少し外れるだけですが、大半の神戸電子生は所在を知らないのでは。 ヒント、一宮神社の近く。

小学生時代、同級生のお父様が神父をしておられ、中に入った事が有ります。
神聖な場の空気というものを初めて意識した場でした。
週末の昼、なんとも言えず懐かしい音色の鐘が鳴ります。

pagetop

創業500年 剣菱酒造

2010.1.12

CATEGORIES:神戸

091226 剣菱1
 
年末押迫る12/26(土)、灘五郷の名酒 ”剣菱” の中蔵を見学して来ました。
 
091226 剣菱3
 
食品工場の見学には付き物のヘアーキャップ姿。 見学者を代表してとびきりの笑顔を頂いたお三方。
左から、昨年の神戸市長選挙に出馬された 樫野孝人さん (映画 蟹工船や、NANA を世に送り出された方 / これほどにさわやかな方はお会いした事が有りません)。 今回の嬉しい見学会を企画してくださった 専門学校神戸カレッジ・オブ・ファッション 副校長の辻村謙一さん(マーケッティング他、私のトップブレーン)。 本校インダストリアルデザイン学科設立のきっかけを頂いた 株式会社スリープラス 会長の岡野雅昭さん。
   
091226 剣菱4
 
震災で情緒有る木造建物が全て倒壊。 ただ、鉄骨造になった陰で重量物を上へ据え付ける事が出来、高低差を利用して物を楽に移動出来る様になったそう。 この大樽からの原材料の取り出しも昔は人力。

091226 剣菱5
 
091226 剣菱7
 
製造工程途中の濁りをちびりと。
 
091226 剣菱6

出張の為、見学会途中で抜ける事に。 創業家の白樫さんがお見送りくださり、出来立てを一杯。
私は汗を流せる様な場でなければ基本下戸ですが、これはたまりません。 口いっぱいに広がったフレッシュ感。
剣菱、ファンになりました。
ご年配の方々から辛口の代表銘柄と聞いていた剣菱。 製造者の皆さんが一様に言っておられた ”芳醇旨口” 納得です。
あまりにも湿度が高いため製造の心臓部は写せませんでしたが、真の手作りが継承されていました。
商品種を抑え、その分ノウハウを溜める。 宣伝はせず、旨い酒を造る事に専念。
 
剣菱のロゴは、男性の象徴と女性の象徴を合わせたもの。 これにはびっくりしたが、シンプルでいて力強いデザイン。 剣菱のラベルをご存じなく、ロゴ、サインに興味の高い方はgoogりましょう。
日本酒の海外人気が高いとは聞いていたが、ニューヨークで出回る銘柄の数は約300。
製造時に残った酒粕は酢の原料になり、ミツカンさんにも売却。
酒造りは冬が本場。 丹波杜氏が有名だが、シーズンオフは農業や漁業、中にはモンゴルに発掘調査へ行かれる方も。
原材料の山田錦はでんぷん質高く糊っぽく食用には向かない。 他の米より背が高く、兵庫の地以外では作りにくい。
灘の酒が名を高めたのは、原酒を水で割って出すのが当たり前だった江戸時代、たくさん水をいれても味が崩れなかったことから。
灘五郷がこの地域に集結する一番の理由、六甲山系で濾過された宮水、酒造メーカには宮水を他に売ってはいけない取り決めが有る。 神戸電子のすぐ近くに本店を構える にしむら珈琲店 が宮水による珈琲を出しているが、ここだけは昔からの特例だそう。
また、山と海が近く川の水流が急な為、動力として使用していた水車が良く回った事も利となった。
  
「神戸のこの地でなければ」、「他へ移る事は無い」 が気持ちよく響きました。

神戸電子生諸君、”学び” は街中にたくさん有りますよ。

pagetop

鉄人28号、震災復興を実感

2010.1.11

CATEGORIES:神戸

100110 鉄人28号1

子供を連れて会いに行って来ました。 鉄人28号。
阪神淡路大震災で焼け野原になった街、JR新長田駅南側商店街の一角に有ります。 その中核をなす商店街の活性化を祈念して作られた。 3連休の中日だったこともあるのでしょうが、大変なにぎわいでした。
原作者横田光輝さんの別作品「三国志」のスタンプラリーに参加したり、近くに出来た足湯を楽しむ等、色々な方が色々なスタイルで楽しもうと集まって来る。 商店街にも大勢の人が流れ、巨大な鉄人の設置目的が達成されている事が、何よりも嬉しく感じました。
  
KOBE 鉄人 PROJECT 公式サイトはじめ、既に様々なメディアで全景や正面の画像が紹介されていますが、まだ見ていない方はこの ” 固まり感 ”、是非直接見に行ってください。
同サイトに、メイキングも紹介されていますが、やはり、実際に見てからをお勧めします。

pagetop