Pioneer × ☆TAKU TAKAHASHI ダンスミュージック最前線セミナー

2010.12.22

CATEGORIES:学校・教育 ,音楽

12月17日(金)、パイオニア株式会社と神戸TroopCafe、本校の産学合同企画で開催された、☆Taku Takahashi氏(m-flo)を迎えてのセミナー、大盛況でした。
 
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左:パイオニア株式会社平山孝太さん、右:もうお馴染みの☆TAKU TAKAHASHIさん(ダンスミュージック界の楽曲制作やDJとして我が国のトップランナー / 同世代やそれ以上の方向けに紹介するならば、この分野でNHK紅白歌合戦に最も数多く出演されている方です)
 
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CDJ-30、持っていたんですね。懐かしい。DJによる音楽のミックス用に作られた同シリーズ、世界中に数限りなく存在するDJブースの大抵のところに設置されているのが同社のCDJ、DJMシリーズの組み合わせだとか。アニメ、TOYOTA、Pioneer DJといったところでしょうか。
 
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DJM-2000、真ん中に鎮座する青いパネルに目が釘付けになりました。ここしばらく私は60年代、70年代のロックと、今時のダンスビートを掛け合わせて聴くのが趣味になっています。Remixされたものでではなく、例えばLed Zeppelin の Jimmy Page 自身が演奏するギターリフに、even kick(今風の電子ドラム)を自分で合わせて現代版の祭り囃子にしてしまうとか。ライブマッシュアップといいますか、これがなかなか楽しくもあり難しいのですが、この新しい機能「FREQUENCYMIX」で問題解決できそうな気がします。
 
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これらCDJ(プレイヤー)とDJミキサーがデジタル接続される機構は前シリーズから備わっていましたが、今回注目すべきは、PCとCDJがLANでもって接続され、CDではなく、PCに格納されたファイル音源を用いた再生が可能となった点です。その際、”rekordbox”という、これらファイルの管理をPC上で行うアプリケーションソフトが用意されています。これの使い勝手向上に向けたアップデートのベクトル及びその頻度が、同社DJ製品群が今後も世界標準の地位を守れるかどうかの分水嶺になるのではと思いました。made in Japan の健闘に期待します。
 
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両講師から直接指導を受けるサウンドクリエイト学科1年生。これぞワークショップ。
 
私も平山さんに、以前から気になっている事を聴いてみました。CDJとDJミキサーをアナログ接続した場合は、CDJのDA(アナログ音声信号への変換機構)を使用することになり、またこれらをデジタル接続した場合はDJミキサー側のDAを使用する事になる。どちらの音質が良いのか。DJM-2000であればDJミキサーの方に軍配が上がるとか。これも相応のサウンドシステムを用意して聴き比べたいところ。
 
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☆TAKUさん、平山さん、有り難うございました。☆TAKUさんには、今年2度も来校頂き、感謝いたします。
 
 
関連ブログ
2010.7.2 【7月1日、東京のアツい夜、音楽シーンの今後

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12/4(土)、5(日) サラウンド・フィールドレコーディングセミナー開催

2010.12.2

CATEGORIES:学校・教育 ,音楽

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12月4日(土)・5日(日)、サラウンド・フィールドレコーディングセミナーを本校で開催します。
 
12月4日(土)プログラム概要
【1部】
「サラウンドの可能性(実技・座学)」
時間:12:00~13:30
講師:katsuyuki seto氏(サラウンドクリエイター)
3D MUSIC(サラウンドを前提とした新たな音楽制作)について紐解きます。
【2部】
「実証 サラウンド・フィールドレコーディング」
時間:13:50~15:20
講師:土方 裕雄氏(録音エンジニア)
様々なサラウンド音素材を再生しながら、録音から仕上げの工程を紹介。
フィールドレコーディングの第一人者を迎えての貴重な学生向けセミナー。
 
12月5日(日)プログラム概要
【1部】
「サラウンド制作の魅力」
時間:13:00~14:30
土方 裕雄氏とkatsuyuki seto氏によるサラウンド講座(各45分)
【2部】当日、USTREAM配信を行います。
「新たなデジタル化が巻き起こす映像、音楽、音声の進化」
モノラルからステレオ、そしてサラウンドへ・・・
2011年7月地上デジタル放送完全移行により、
これからのデジタル放送ならびにBlue-rayによる新たなコンテンツ制作において今後の動向を紹介。
また、海外スタジオの現状など一例を挙げご紹介いたします。
 
スペシャル対談パネラー
土方 裕雄氏 × katsuyuki seto氏 × 福岡壯治
 
▼神戸電子サウンド分野USTREAM
http://www.ustream.tv/channel/kds-tv
 
会場:神戸電子専門学校ドームホール(北野館5階)(会場地図)
主催:神戸電子専門学校
企画:studio SpaceLab
協力:ヤマハ株式会社富士通テン株式会社

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顧客セットはレッドカーペット

2010.11.7

CATEGORIES:学校・教育 ,音楽

2010.9.17 【学生がSEを担当、カンヌ映画祭正式招待作 ”Shikasha” 】で紹介した短編映画、Shikasha
新開地の神戸アートビレッジセンター(KAVC)で上映会が有りました。ぴあフィルムフェスティバル平林勇作品集、4.1chサラウンド音響での上映でした。
そして、監督、音楽監督、本校サウンドクリエイト学科教員飯嶋慶太郎(効果音制作)のトークセッション。
 
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右から飯嶋慶太郎、平林勇監督、神戸電子生”Shikasha”効果音制作チーム、渡辺音楽監督
 
長編の北野、短編の平林と並び称される平林勇監督。
次はどこどこの映画祭の賞を獲るぞというかなり具体的な目的をセットしてから作品を創りはじめるとか。シビレました。アーティスト、クリエイターと呼ばれる方に会う際にお聞きしていることを先に言ってくださいました。作品制作に際し”顧客セット”を行うか否か。後者でした。どんな人たちの情動をどのように動かすぞというイメージを持ってことに臨むということなのだと受け止めました。神谷明さん、RAM RIDERさん、タク☆タカハシさんはじめ、ここ最近お会いしている方は”こちら” 側の方が多いです。
また、正直私は映画はエンターティンメント一色で捉えていたのですが、絵を見に行くのと同じようにアートフィルムも見るというのが腑に落ち、今日を境に短編フィルムを身近に感じることが出来そうです。顧客セットを意識した芸術の幅が広がりました。
顧客という言葉が色々と波紋を呼びますが、”観察すべき対象”といった意味合いです。

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