6/20 (土)14:12~

イラストレーターとコピーライターのコラボで送る 「アホな広告のマジメなつくり方」セミナー!

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人気イラストレーターの山崎秀昭氏と
広告代理店最大手の株式会社 電通西日本のコピーライターの川口修氏が

それぞれの立場で広告がどうつくられるのかを解説

2015/6/20(土)、神戸電子専門学校の北野館ホワイエでイラスト・グラフィックデザイン業界セミナーを開催、人気イラストレーターの山崎秀昭氏と広告代理店最大手の株式会社 電通西日本のコピーライターの川口修氏がお越しくださいました。
普段何気なく目にする広告がどうつくられるのかを、イラストレーターとコピーライターの立場で詳しく説明していただきました。
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「神戸マラソン」のポスターに使われた総勢400名のイラスト。その制作過程が明らかに。

山崎氏が手がけた、総勢400名にもおよぶランナーとギャラリーのイラストがびっしりと描き込まれた「神戸マラソン」のポスター。イラスト制作の依頼が来てから、ダミーのキャラクターを描いたラフ案をつくりそれを一旦提出。提出したイラストが制作会社のグラフィックデザイナーによって紙面に組み込まれてデザインに落とし込まれます。その後、仮イメージが完成・決定した後、本番用にイラストを描きこんでいきます。このときは一気に400名のイラストを描きあげたそうですが、すでにラフで描いていた何十人というダミーのイラストは一切使わなかったとのこと。それだけでも苦労の一端をうかがうことができました。

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クライアントが伝えたいことを、生活者が見たいものに変換するのが広告代理店の役割

一方、川口氏は広告の仕事について、「広告をつくる人間は、『広告は、邪魔者である。』ことを理解したうえでつくらねばならない」と言います。「消費者が商品を好きになって買うのには必ず理由がある。その企業、その商品の好きな理由をつくる仕事が広告です」。川口氏の手がけた広告には、「一行で人の心をわしづかみにするような」ユニークなコピーが並びます。
コピーライティングだけではなく、クリエーティブ・ディレクターとして企画からトータルに広告制作に携わる川口氏。「広告代理店って何?」といった、学生には未知の業界の仕組みなども楽しく説明してくださいました。「クライアントが伝えたいことを、生活者が見たいものに変換するのが広告代理店の役割」といった明快で分かりやすい落とし込みに、思わず学生たちもうなずきます。

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『これはどんなふうにつくられたんだろう?』という目で広告を見ると面白い。

「アウトプット(完成品)だけを見ると、アホでお気楽に見えるけど、今日の話を思い出して、『これはどんなふうにつくられたんだろう?』という目で広告を見ると面白いですよ」と締めくくったお二人。学生たちの、広告を見る目が大いに変わりそうです。

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さまざまなプロ目線の角度からのアドバイス。
「商店街の活性化企画」に何らかの突破口を見出いだした在校生たち。 

セミナー終了後、「商店街の活性化企画」を考え取り組んでいるグラフィックデザイン学科の1年生3名が楽屋を訪問し、自分たちで練り上げた企画を一から説明。企画の目的や目標だけでなく、不安や疑問点まで思う存分聞いていただきました。お二人からは、さまざまな角度からのプロ目線で、実践的な数多くのアドバイスをいただくことができ、学生たちは「商店街の活性化企画」に何らかの突破口を見出したようです。

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個性は他人が評価するもの。
とにかく描きまくることが大事です。

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代表/イラストレーター
山崎 秀昭 氏(右)

私は、少しでもやりたいと思うのなら「とりあえずやってみたらいいじゃん!」と考えます。最悪、向いていないことが分かった、という結果でもいいんです。とにかくまず行動に移して、描いて描いて描きまくる。個性が重要だとよく言われますし、自分のタッチを確立しなきゃダメと考えがちですが、個性なんて他人が評価するものです。たくさん真似して描いて、時間をかけて最終的に残ったものが初めて自分のオリジナルになるのだと思います。失敗なんて、してなんぼですよ。むしろどんどんしてください。

苦労を乗り越えられるかどうかは、
その仕事が「いかに好きか」にかかっている!

株式会社 電通西日本神戸支社
コピーライター/CMプランナー
川口 修 氏(左)

広告の仕事をやりたい、と思っている方々に、アウトプットだけではなく完成までのプロセスも見てほしいと思いました。シンプルで簡単そうに見える広告でも、苦労も時間もたくさんかかっている。何十パターンも考えたコピーが全部NGになったりするなど・・・。それも全部理解したうえで、やっぱりやりたい!と思って飛び込んで来てほしいのです。それくらい「好き」と思えることがまず大事だと思います。どんな仕事にも、めげそうなくらいしんどい局面がやってきます。そこで乗り越えられるかどうかは、その仕事が「好きかどうか」にかかっているからです。

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