バーニングマン、今年のテーマは「 Rites of Passage 」(通過儀礼)。これにも縁を感じていました。
倉庫に埃が充満し、この中では3分と保たないといった経験ありますよね。風が吹くか、車が通ると、砂埃でそれに近い状態になります。レンタカー屋さんが、バーニングマン参加者に車を貸し渋るのが分かります。経験者の話では、帰りしにエアコンをつけたところ、エアー吹き出しから砂が吹いて出たとか。不思議なことに、この中で生活するのだと腹をくくると、3分のリミットを忘れます。
チケットは郵送せず、WILL CALL(置きチケット)を選択したので、身分証明を持参しここへ。
1月から$250で売り出され、次第に高くなっていく仕掛け。今年は6月、$350の時点で売り切れ、様々なドラマを生んだとか。知人の余剰分をfacebook で繋がったポルトガル人DJのDanielさんに譲る事にしたのですが、肝心のチケットがいつ手元に来るか私も分からず、そのDaniel さん、国際航空券予約を確定するかどうかの瀬戸際に ” 他の何人でもない、日本人が有ると言うんだから有るんだろう ” と判断し、ボタンを押したのだとか。結果、Renoで無事手渡せました。日本人への信頼。守りたいものです。
正直なところ、私もこれを受け取るまで不安でしかたなかったのですが、手にした瞬間、頭の中で何かの音が鳴りました。
湖の底だったらしく、塩なのかカルシウムなのか、砂の質が想像していたのとは随分と違いました。細かい。
見たくて見たくてしかたがなかった、アートカー。らしき車載物発見第一号。
写真提供: Vincent Huang
写真提供: Vincent Huang
チケットゲートのお姉さん。ボランティアなのだとか。
写真提供: Vincent Huang
数十と並ぶメインゲート。初参加者には、儀式が。どんなかは、参加した時のお楽しみに伏せておきます。要はここで既成概念を置き去って中に入れと。ちなみにそれを言ってくれたおっちゃんは全裸でした(モザイクをかけるのはこの方に失礼につき、写真掲載を諦めました)。目の前に現れた瞬間 ” とんでもないところに来て決まったな ” と。そして何が待ち受けているのかとの期待感で、脳内分泌がフルブーストしました。
APPLE の創業者 Jobs が残した言葉、” Stay hungry, Stay foolish “。 foolish の極みへ。
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