5/11 (金)14:04~

映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』の監督、窪岡俊之氏によるアニメセミナー開催!

4月28日、『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』の制作エピソードやこだわりについて、監督の窪岡俊之氏に解説していただきました。人気コミックをアニメ映画化した同作品は、中世ヨーロッパを舞台に、二人の登場人物の運命を壮絶な戦いを交えながら描かれるダークファンタジーです。

「原作の壮大な世界観を映像化するため、3DCGと作画という2つのテクニックを融合させました。魅力的なキャラクターの表情や迫力のある描写が引き出せたのも、3DCGを駆使したからです」と窪岡氏。

また、鳥が大空を飛んでいるオープニングシーンのこだわりについても解説していただきました。「ストーリーの幕開けは、観覧者を映画の世界に引き込む上で、最もアイデアが求められるシーンです。つまり、監督の腕の見せ所でもあるんですよね。不運にも弾丸に衝突してしまった一羽の鳥。落下して行く様子をカメラが追って行くと、戦場が映し出されて、物語がスタートします。ひとつのシーンにおいて演出方法は無数ありますが、ストーリーに合わせて強弱をつけることが、観覧者を飽きさせないコツです」と。

セミナー後のインタビューでは、「アニメーション業界で働きたい人は、勇気を持って飛び込んで下さい。学生の中には、今日のようなセミナー後に作品を持ってきて、その熱意が買われてSTUDIO4℃に入社した人もいます。アニメに関する知識や技術も貪欲に磨いてほしいですね。実際、アニメーターになったとき、先輩から教わった基礎技術を応用させるのは自分自身ですから」とエールもいただきました。

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