8/23 (土)11:00~

任天堂のゲーム開発を手がけるインテリジェントシステムズによるゲーム業界セミナーを開催しました!

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鈴木 浩信氏(左)、赤松 盛登氏(右)※本校卒業生

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大事なのは“ゲーム愛” “コミュニケーション力” “主体性”

2014/8/23(土)、ソニックホールで開催されたゲーム業界セミナーに、株式会社インテリジェントシステムズから人事採用担当の鈴木 浩信氏と、ゲームプログラマーで本校の卒業生でもある赤松 盛登氏がお越しくださいました。

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京都に拠点を構えるインテリジェントシステムズは、任天堂ブランドのゲームソフト開発をメインに行う一方で、ゲームソフトを開発するための開発支援ツールも手がけています。この日は、鈴木氏から同社の業務内容や特徴など会社紹介があり、続いて赤松氏より、学生から投げかけられた質問への回答をいただきました。

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「求める人材」に関して、鈴木氏は「自分で考えて行動する人。これはクリエイターに求められる大事な要素でもあります。そしてゲームを愛する人。単なるゲーム好きではなく、つくり手となって世の中の人を幸せにしたいと思える人、それによって自分が幸せを感じられる人のことです」。さらに「コミュニケーション力のある人。相手の言うことを理解し、自分の考えを正しく伝えられる人ですね。当社では技術よりもむしろこちらを重視します」と、コミュニケーションの大切さを強調しました。

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ニンテンドー3DSの「大合奏!バンドブラザーズP」(以下、バンブラP)の開発に携わってきた赤松氏はサウンド担当スタッフのサポートを受けながら、作曲部分のプログラムをほぼ一人でつくり上げたそうです。「うちはやりたいことができる会社。皆の距離が近く、誰でもアイデアを提案しやすい空気があるんです。バンブラPの開発では、デザイナーと二人三脚で仕様を決めながら『こうしてみたい』と思ったことを会社に訴えてみて、実際にいろいろやらせてもらいました」。そのほか、「学生のときにつくる作品は、先生や友人に見せてフィードバックをもらうとより完成度が上がります。これは絶対必要です」など、今すぐ役立つアドバイスもたくさんありました。

 ~楽屋にインタビュー~

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常に「自分以外の誰かが見る」ことを意識したゲームづくりを心がけてください。

株式会社インテリジェンスシステムズ
総務部 人事採用担当
鈴木 浩信

選考の際、提出作品を見るときのポイントは、大勢の他人が見る、もしくは遊ぶことを意識してつくっているかです。自分だけが分かる世界になってしまっている作品が多いのです。セミナーでも「ほかの人に見てもらおう」という話がありました。自分が何をやりたいのか、それがきちんとアピールできているのはよい作品といえます。当然ソースコードも見ますから、自分以外の誰かがソースコードを触るという可能性を考慮してプログラムを書くことも大事です。これは、入社選考で企業に出すからそうするのではなく、常に意識しなければならないことだと思います。

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簡単にさぼれてしまう環境だからこそ、目標を立てて主体的に動こう!

株式会社インテリジェンスシステムズ
ゲームプログラマー
赤松 盛登氏(本校卒業生)

かつて教わった先生と、大勢の後輩を前にして最初はちょっと固まってしまいました(笑)。専門学校って、さぼろうと思えばいくらでもさぼれる場所なんです。いわれた課題をこなせば卒業はできますし。どこで差がつくかといえば、それは鈴木もセミナーで触れていた「自分で考えて動く」かどうかでしょう。私は学生時代に大小20本以上のゲームをつくりました。大半は、学校の授業で習ったプログラムを自分なりに改造して、より面白いものをつくってやろう、という意気込みでやったものです。学生の皆さん、明確な目標を自分で立てて、主体的に動いてください。

~インタビュー終了後、楽屋にて~

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鈴木 浩信氏(左)、赤松 盛登氏(右)※本校卒業生

関連リンク

株式会社インテリジェントシステムズ 公式ページ
神戸電子専門学校 ゲームソフト分野ページ
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