4/12 (日)19:06~
「ONE PIECEグラバト!」シリーズなど著名タイトルを開発するガンバリオンのセミナー。 ゲーム開発会社が応募課題で重視する点とは?!
2015/4/12(日)、ソニックホールでゲームソフト分野と3DCGアニメーション学科の業界セミナーを開催、株式会社ガンバリオンから取締役の入江 宏文氏はじめ5人の方々がお越しくださいました。福岡に拠点を置く同社は、「ワンピース 超グランドバトル!X」(発売元:バンダイナムコエンターテインメント)をはじめ最新作では初のスマートフォン向けアプリとなる「ワールドトリガー スマッシュボーダーズ」(配信:バンダイナムコエンターテインメント)などを手掛けるゲーム開発会社です。
セミナーでは、ゲーム開発の工程におけるプランナー、CGデザイナー、プログラマの業務内容について、それぞれの担当者が分かりやすく解説しました。特に、同社が応募課題で重視する点を各職種でまとめた説明は、これからゲーム業界で就職を目指す学生にとってたいへん役立つものでした。
「永く愛されるゲームをつくるためには?」「ゲーム開発の醍醐味は?」「どんな人(プランナー、デザイナー、プログラマ)と働きたい?」と、いろいろなテーマで設定された質問に各担当者が答えます。「大きな版権タイトルの企画書を書いてといわれるときはプランナーとしてワクワクする」「プレイヤーがいかにステージに没入できるかを考えて背景や地形のデザインを考えるようにしている」「プランナーやデザイナーの要望を叶えたいという情熱のあるプログラマがいいですね」など、皆さんがゲームづくりを心から楽しんでいることが伝わってくる話ばかりで、学生たちのモチベーションもきっと高まったことでしょう。
~セミナー終了後、楽屋での作品指導を実施~
塩崎氏(左)、鶴元氏(中央)、本校学生(右)
セミナー後は学生たちの作品指導もていねいにご対応くださいました。現場の視点に基づく的確なアドバイスを受け、学生たちの士気も大いに高まったようです。
~楽屋にて登壇者インタビュー~
入江氏(左奥)、和泉氏(左前)、鶴元氏(右奥)、塩崎氏(右中央)、森下氏(右前)
「永く愛されるゲームを」というビジョンを理解して質の高いゲームづくりを目指そう。
株式会社ガンバリオン
取締役/ディレクター
入江 宏文氏
皆さんに一番理解してもらいたかったのは、ガンバリオンのビジョンです。当社には「永く愛されるゲームをつくる」という明確なビジョンがあります。そのために「お客様にとってよいものであるか」を一番に考える。当社は社員の団結力が強く、社員いわく「居心地のいい会社」。創業時から受け継がれてきた社風です。みんなで一緒に、お客様を意識することの大切さを感じながら質の高いゲームづくりに参画してくれる人を期待しています。
クリエイターの仕事をよく理解し、ガンバリオンに魅力を感じてもらいたい。
総務部 総務・人事担当
和泉 亜希子氏
今日は人事担当として、ほかの4人が考えていること、伝えたいことを、できるだけ学生の皆さんに分かりやすく発信しようと努めました。福岡という土地の地の利のよさ、働きやすさ、住みやすさなども含めた当社の「居心地のよさ」も理解してもらえればと思いました。本当にみんな会社が好きで、ゲームづくりが好きで、真摯に仕事に取り組んでいます。今日のお話で学生の方々が当社に魅力を感じてくださればうれしいです。
学校ではなかなか触れないプランナーの仕事。専門スキルを持つプランナーの方が強みを発揮できます。
プランニングセクション プランナー
鶴元 大史氏
プランナーの仕事を学校で学ぶ機会はなかなかないと思うので、ポイントを押さえて具体的に提示することで、ゲーム業界を目指す人、ゆくゆくはプランナーも視野に入れている人たちの助けになればと思いました。プランナーの仕事は、ゲームを構成するあらゆるものを『つなぐ』
あなたの人柄を反映する重要なポートフォリオ。応募の際は、見る相手のことを配慮しましょう。
デザインセクション CGデザイナー
塩崎 裕理氏
もともと絵が好きで、趣味でも絵を描いていますが、今日は仕事としてのデザイナー業務を知ってもらおうと思いました。また、企業に応募するにあたって、ポートフォリオの重要性も強調しました。デッサン力や表現の幅広さを訴求したポートフォリオは高評価につながります。ポートフォリオはつくり手の人柄がにじみ出るもの。見やすいレイアウト、分かりやすい言葉で、自分の作品をより深く理解してもらえるよう努めてください。
友達とお互いのプログラムを評価し合い、議論する。学生の間にどんどんやっておいてください!
テクニカルチーム エンジニア
森下 宏樹氏
当社でプログラマの採用をするときは、プログラムの基本ができているか、調整しやすいつくりになっているか、どう工夫したか、どこに力を入れたかがアピールできているか、といった点を見ます。学生のうちは、つくったプログラムを積極的に友達と評価し合うようにしてください。そしてなぜよいのか、悪いのか議論する。そうすることでより深い技術が吸収できるし、コミュニケーション能力もぐんとアップするはずです。
~セミナー終了後、楽屋にて~
森下氏(左)、和泉氏(左から2人目)、入江氏(中央)、塩崎氏(右から2人目)、鶴元氏(右)
「ONE PIECEグラバト!」シリーズ(発売元:
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