7月24日、神戸市に校舎をかまえる神戸電子専門学校で、株式会社サイバーコネクトツーの
「ゲーム業界セミナー」が開催されました。
株式会社サイバーコネクトツーは、「.hack//Link」をはじめ、最近発表された、
「NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム2」「Solatorobo それからCODAへ」などを手掛ける
福岡のゲーム開発会社。株式会社サイバーコネクトツーでは、より前向きな形でゲーム開発を行うために
独自の体制が設けられており、さらに最近では情報収集の最前線としての機能をもつ東京スタジオを設立し、
福岡と東京にてより強力な連携で開発を行う体制がとられています。
今回来校されたのは、代表取締役社長 松山 洋氏、ゼネラルマネージャー 渡辺 雅央氏、ディレクター 下田 星児氏。
セミナーでは、技術革新が進む業界の様子やソフト開発現場のこと、相手が読みたいと思わせる企画書の書き方など、
幅広内容。就職については、自分にどのくらい熱い気持ちがあるか、プロとしての心構えもレクチャー。
遠方から参加した高校生や在校生たちも、熱心に聞き入っていました。
■コミュニケーションの達人を目指せ!
松山氏:私たちの仕事は、ゲームを通じて多くの人に楽しんでもらうこと、感動を届けることです。
常にユーザーの気持ちを考えていなくてはダメ。また、作り手側としては、多くの仲間と創造する世界観を共有し、
問題があれば協力して解決していくチームワークも大切です。必要なのは、良好な人間関係です。
これがうまくいかないと、仕事だってうまくいかない。
「今、自分の家族と会話が足りないな」「理解し合えていないかも」と思った人は、
自分の親や兄弟と話す機会をもっと増やしましょう。それを、次はクラスメートへ、先生へ、ご近所へ、と広げていけば、
キミたちもきっとコミュニケーションの達人になれる(笑)!それが結果的に、いい就職、いい作品づくりにつながっていきます。
■「好き」だからこそ感じる不満は、クリエイターの出発点
松山氏:自分の「好きなこと」には妥協しないでほしい。人目なんか気にせず、やり続ける、
強く思い続けることが何よりも大切です。漫画や小説、ゲームでも、自分がどっぷり作品にハマると、
好きが高じて創造力がどんどん膨らみます。「自分ならこうする」「こんな展開もできるのに」と、途中から
展開に不満を持った経験があるでしょう?そんな人には、クリエイターの素質がある。
もう、業界の入口に立っているのと同じこと。ゲーム業界は今後も世界規模で成長していくジャンルだから、
若い皆さんには本当に期待しています。