7月24日、建築家・長尾 健氏の建築・インテリア業界セミナーがホワイエにて開催されました。長尾氏は1967年西宮生まれ。神戸大学大学院修了後、2000年に「長尾健建築研究所」を設立。住宅設計を中心に活動しておられます。テレビの人気番組「大改造!!劇的ビフォーアフター」でもおなじみで、これまで3度にわたり出演。見事な大改造のリフォーム事例を披露しています。この日は、建築家という仕事の魅力や業界について、また、ご自身の作品を例に設計のポイントなどについて講義。学生たちが熱い視線を注いでいました。
建築の役割は最善の“解決案”を提案すること。
建築は解答が無数にあります。だから、いつも期限ぎりぎりまで悩みます。大切なのは、自分自身の発想のもとになる「イメージの貯金」を多めにしておくことです。特に学生時代はいろんな建築を実際に見て回ることです。写真や雑誌の記事には撮影者・取材者の主観が入っていますから、現地の環境や雰囲気などを実感しにくい。いいといわれている建築を100件ほど見れば、かなり目が肥えてきます。生活実感の希薄な建築オタクにはならないでください。私は、与えられた条件で最善の「解決策」を提案するのが建築家の役割だと思っています。依頼者の思いをしっかりと受け止め、カタチにできる建築家を目指してください。
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