神戸電子専門学校を会場としたアジアコンテンツフェスティバル in 神戸にて開催宣言が行われました、
「ヤングクリエイターズアワード2010」のグランプリ賞が兵庫県立淡路高校一宮校 情報放送部の作品に決定いたしました。
グランプリ賞(ビジュアル部門)を獲得したのは、兵庫県立淡路高等学校一宮校 情報放送部が作成した、
映像「私たちは幸せです」。
今年度で閉校が決定した、淡路高等学校一宮校。
その生徒たちが、自分たち・先生・学校との思い出を残すため作成された記録映像。
「出会えたことが何よりよかった」
その想いはまさに、今回のテーマ「つながる」にふさわしいということで選ばれました。
また、閉校までの1年間をNHKがドキュメンタリーとして取材を行っているとのことで、
受賞の連絡を淡路高等学校一宮校にしたところ、担当の先生から提案がありました。
「この発表を、サプライズイベントにしてしまいませんか?」
淡路高等学校一宮校で行われる行事後の集会に、突然アジアコンテンツフェスティバル実行委員が登場し、授賞式を行うという運びになりました。以下はその模様です。
今回、情報放送部から代表して応募してくれたのは「岡 カンナ」さん。
何も知らされず、その日も校内行事を記録するため、一生懸命撮影をしていました。
先生/みんなの記録ビデオを作っていたので、みんなに見てもらいたい。と発表
生徒たち/あんなところに私、写ってる。などと談笑をしながらじっと見入る
先生/エー、これはヤングクリエイターズアワードにも出展していまして・・・
岡さん/何が書いているか覗き込む岡さん。しかし、まだ気がつかない。
先生/その作品が、グランプリ賞に選ばれました。
岡さん/エッ!?
岡さん、何がなんだかわからないうちに、全校生前で突然の表彰式。
受賞のコメントを求めた際、迷うことなく、みんなに話してくれました。
「これは私の作品ではなく、みんなの作品です」
ここで先生が、受賞の連絡から今日の発表までの経緯を説明してくださいました。
一部の先生たちだけの秘密で、他の人は全員、一切知らされていませんでした。
淡路高等学校一宮校 最後の生徒であるみなさんにとっても、第1回ヤングクリエイターズアワードに協力した私たちにとっても、忘れることのできないイベントとなりました。