卒業制作の一環として、各チームに分かれてサーバ構築やウェブアプリの開発に取り組んでいます。そんな中、2チームが今注目を浴びている「Android」アプリの開発に挑戦しました。
今回、開発を行ったAndroidアプリは、
癒し系?なモンスターをエサやミニゲームを通して育成していくゲーム「PatchMonster」と、
Twitterのつぶやきを、GoogleMap上に表示させるツール「まぷつい」の2本です。
それぞれの開発者にインタビューを行いました。
【PatchMonster】
開発チーム名/KDPBL3(仮)
メンバー/リーダー:野口 晶充くん 、グラフィッカー:北山 純くん、プログラマ:梅田 浩志くん、広報担当:西垣 翔平くん
※左から、梅田くん、西垣くん、仲本くん、野口くん。北山くんは都合で参加できませんでした。
■開発の動機は?
既にJAVAは授業で勉強していたので、現在、携帯端末技術として注目を浴びているAndroidでの開発が面白そうと感じました。
■アプリのアピールポイント
47もの癒し系?モンスターが登場。火・風・水・土(プラス特別属性も)の属性があり、それぞれ個性豊かなキャラクターが登場します。
また、アプリを起動する時に、自分の見つけたモンスターを自動的にサーバに登録。このサーバを介して、他ユーザの見つけたモンスターと対戦することができます。
■開発秘話や苦労したことなど
4人のグループ開発だったので、内容やイメージを統一することにまず苦労しました。初めは、同じ単語を使っていても若干意味が異なっていたり、それがプログラム開発に影響をしたりで、まず言葉の定義を整理することから始めました。
限られた環境と3ヶ月の開発期間という条件の中、メンバーを集める時もそのことを知った上で頑張ってもらえるメンバーとして集まりました。
公開10日で50ダウンロードを目指そう!と、開発とは別に広報も作りました。開発日記をブログで公開したり、モンスター紹介サイトを設けたりしています。ブログには、自作のPVも用意していますので、是非見てみてください。
【まぷつい】
開発チーム名/チームまぷつい
メンバー/リーダー兼プログラマ:仲本 朝哉くん
■開発の動機は?
きっかけは、スマートフォンでの地図機能を使って、現実世界で鬼ごっこができれば面白いのではないか?という発想から始まりました。
意外に、地図からTwitterのつぶやきが見られるものもなかったので、面白そうだと思いました。
■アプリのアピールポイント
あえて、自分で一から作るのではなく、現在多くの人がよく使うツールを組み合わせることで、使いやすいツールにしました。
具体的には、Twitterで位置情報を含めてつぶやいてもらうだけで、自分やフォロアーの位置がGoogleマップ上に表示されます。どちらも、よく使われているツールですので、利用者は戸惑うことはないと思います。
■開発秘話や苦労したことなど
一から作らないとはいえ、TwitterやGoogleマップを利用するための工程に、初めてということもあり苦労しました。
面白いのは、「検索」ツールを使うことで自分がいる場所から近くのユーザを探し、時間順につぶやきをひろい集めるという機能です。食べ歩きをしながらつぶやいてもらうと、それが地図とともに順に表示されます。
今回2チームにインタビューを行いましたが、Androidという可能性を学生が感じ取り挑戦したこと、
また、その開発行程はまるでソフトハウスが開発をしているのと同様なスタイルを取っていることに驚きました。
近日、機能のアップデートも行われるそうですので、今後の展開をお楽しみに。
【ソフトのダウンロード】
それぞれ、ダウンロードサイトVectorのAndroAppコーナーで登録されています。
PatchMonster
http://androapp.jp/lib/soft/detail.php?soft_id=1499
まぷつい
http://androapp.jp/lib/soft/detail.php?soft_id=1500
【Androidとは】
Google社が2007年11月に発表した、携帯電話向けプラットフォーム。最近のスマートフォンでdocomo, au, softbankとキャリアを問わず採用され様々な機種が発表されています。
このAndroid上で動くアプリケーションは、誰でも開発できるキットも配布されており、本校の学生も自分たちの学習知識とこれらのキットを利用して、今回の開発に挑みました。
■関連ページ
ソフト分野/ITエキスパート学科、ITスペシャリスト学科、情報処理学科
ETロボコン2010を目指せ!!神戸電子チームのブログ☆
※今回の開発者が、2009年神戸電子ETロボコンチームとして参加しました。