神戸市の人気エコキャラをデザインした山崎秀昭氏と明治の「マーブルわんちゃん」等のキャラクターを手掛けるたかいよしかず氏によるグラフィックデザイン業界セミナーが行われました。
「キャラクターが生まれるまで」と題して二人のクリエイターによる対談形式で進められたセミナーでは、キャラクターを生み出すために必要なポイントなどキャラクター制作ついてのノウハウやエピソードを実例をもとに紹介。商品の広告宣伝やPRにおけるキャラクターの位置付け、役割についてもわかりやすくお話頂きました。
後半では、動物と食べ物を合体させたオリジナルキャラクター作りを体験授業スタイルで実施。セミナーに参加した高校生・在校生全員がサインペン片手にキャラ作りにチャレンジしました。その場で生まれたユニークな合体キャラが次々と壁紙に張られていき、山崎氏とたかい氏もワニンジン、オニギリス、カピパラッキョなど奇想天外なキャラを披露。異なる素材を組み合わせたときいかに可愛く出来るかが成功するキャラ作りの秘訣、というプロならではのアドバイスも頂きました。
山崎 秀昭氏より
苦手なことと得意なことをなるべく早く見極めること。
この世界を目指すのなら、自分の得意な分野をどんどん伸ばしていくことが大切。例えばキャラクターデザインは好きだけれど風景画は苦手なら、得意な方に集中的に取り組んで苦手なものはあきらめるくらいの割り切り方が必要だと思います。なるべく早いうちに好きなもの、得意なものを見つけ出してください。
たかいよしかず氏より
カタチを作る前に、“何を伝えたいのか”を考えることが大事。
自分の進みたい道を学生時代に見つけて、それを社会に出てしっかりと続けていけば、誰かがどこかで見ていてくれたり、手を差し伸べてくれることがあります。上手いか下手かよりも“好きか嫌いか”がポイント。デザインでもイラストでも形を作る前に“何を伝えたいか”を考えることが大事だと思います。
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