全世界での販売が400万本を超えるヒット作品「龍が如く」シリーズの総合監督として活躍する、株式会社セガ上席クリエイティブオフィサー 名越 稔洋氏が来校。会場のソニックホールは詰めかけた高校生・在校生で満員となりました。
昨年に続く今回のセミナーでは、代表作「龍が如く」の制作エピソードやゲーム業界の最新事情など映像を交えてレクチャー。日本全体に暗いニュースが多い昨今、エンターテインメントの役割がますます重要になっており、若いクリエイターに「元気を生み出して欲しい」と熱いメッセージを頂きました。
後半は、参加者からの疑問や質問に名越氏が答える「本気で語る質問コーナー」。ステージ上で学生からの質問一つひとつに具体的かつ丁寧に答える名越氏に会場の学生たちも納得の様子でした。
学生時代は、基礎固めと人間関係づくりが大切。
ゲーム業界は基本厳しい世界。でもゲームに関わることは日本のために意味があることなので積極的に飛び込んでほしい。面接では、その時点で持っているスキルと可能性の両方を感じられる学生が望ましいのですが、平均的な人より強みが突出している人の方が生き残れる世界なので、自分の強みを伸ばす努力が大事です。学生時代は基礎固めをする時期で、応用力は社会に出てからでも学べるので、納得できるまで基本をおさらいすること。後はどこの会社でもグループワークが重要になるので、人に興味を持ち、今のうちにたくさんの友人を作っておいて下さい。