4月28日(土)、ソニックホールで、業界連携スペシャルセミナーのゲーム部門として、ゲームクリエイター・水口哲也氏(キューエンタテインメント株式会社取締役)によるセミナーが行われました。水口氏は昨年もお越しくださり、神戸電子のイベントではおなじみのクリエイターです。
キネクトの実演も!
ゲームクリエイター水口哲也氏による講演「ゲームの未来」
テーマは「ゲームの未来」。世界の映像の歴史を振り返り、いかにして映像がゲームへと進化していったかを、懐かしのゲーム機などの写真とともに紹介。そして水口氏自身の話に及び、体感ゲームとの出会いからセガへの入社のいきさつ、代表作となった「スペースチャンネル5」「Rez」「ルミネス」の開発、さらに、新しいインターフェイス「キネクト」の使用で話題になった「Child of Eden」などの紹介がありました。
特に「Child of Eden」では、水口氏が実際にキネクトを使ってプレイを披露し、在校生・高校生に拍手喝さいを浴びていました。
水口氏は、「今はゲームによって大きな夢が見られる時代になりました。ちょっと前はバカげていると思われたことでも可能になっている。今後、ゲームはサイエンスの中で最も進化するでしょう」と締めくくりました。
Kinect(キネクト)とは?
Kinect for Xbox 360はマイクロソフトから販売されたXbox 360向けのゲームデバイス。コントローラを用いずに操作ができる体感型のゲームシステムで、ジェスチャーや音声認識によって直観的で自然なプレイが可能となる。(参照元:Wikipedia – Kinect)
Child of Edenでは、左手で通常弾の発射、右手で誘導弾の照準操作と発射など使い分けが可能となっている。
※セミナー終了後も、多くの学生からの質問にも応えてくださいました。
神戸電子の学生へ
「私の役割は、プロデューサーとして“イメージを指揮する”ことですが、これからは皆さん、プロデューサーになるにもプログラムを理解できることが必須です。神戸電子にはそういった、“これからのプロデューサーとして必要なものが学べる環境があります。頑張ってください。」
■講演者プロフィール
キューエンタテインメント株式会社 取締役
水口 哲也氏
1965年生まれ。ゲームクリエイター、映像作家、音楽プロデューサー。2002年、文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞。2006年には、全米プロデューサー協会によって『Digital 50 』の1人に選出される。キューエンタテインメント株式会社共同創設者兼取締役。金沢工業大学客員教授。
関連ページ
・キューエンタテインメント株式会社
・世界が注目するクリエーターが語る“ゲームの未来” 水口哲也氏によるゲーム業界セミナーを開催! | 神戸電子ニュース&トピックス(2011年4月5日掲載)
・神戸電子専門学校 ゲームソフト分野
・神戸電子ゲームソフト分野ブログ「神ゲーブログ」