【イベントレポート】ゲームクリエイターにして音楽プロデューサー。水口哲也氏によるサウンドセミナー開催!

学校からのお知らせ

2012.05.08

業界連携スペシャルセミナーのサウンド部門では、ゲーム部門でも講演いただいた水口哲也氏によるサウンドセミナーがソニックホールで行われました。ゲームクリエイターとして著名な水口氏ですが、一方で音楽ユニット「元気ロケッツ」をプロデュースする音楽プロデューサーでもあります。

テーマは「Future of Synesthesia」。バンド経験もあるという水口氏は、大好きな音楽を映像と組み合わせて、「新しい表現をやってみよう。その方向性をゲームでも生かしてみよう」と模索し始めたそうです。そして到達したのが「Synesthesia(シネステイジア、シナスタジア)」。これは、音を聞くと、それにシンクロして色や光も一緒に感じられる感覚のこと。この話を聞くと、「スペースチャンネル5」「Rez」「ルミネス」「Child of Eden」などの水口氏の代表作が、「Synesthesia」を追求したものであることがよくわかります。

水口氏は、「音楽は国境を越えて新しい感動をつくることができます。そのあり方も、ボーカロイドなどの進化に見られるように、これからは一人のアーティストがつくったものをただ聴く時代ではなくなっています」と、音楽の力や可能性を強調しました。

神戸電子の学生へ

「音楽は国境を超えるといいましたが、今の若い人もどんどん海外へ出ていくべきです。日本だけにいると、それで満足してしまう。それから、何でも経験してみること。経験は大事です。努力イコール経験といっても過言ではない。とにかく、たくさん経験をしてください。」

■講演者プロフィール
キューエンタテインメント株式会社 取締役
水口 哲也氏
1965年生まれ。ゲームクリエイター、映像作家、音楽プロデューサー。2002年、文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞。2006年には、全米プロデューサー協会によって『Digital 50 』の1人に選出される。キューエンタテインメント株式会社共同創設者兼取締役。金沢工業大学客員教授。

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