“バイオハザード5”を題材に「カプコンサウンドの創り方」を解説!
2012年5月12日、カプコンサウンドチームのメンバーが来校。大ヒットゲーム作品“バイオハザード5”を題材として、同社のゲーム制作における「カプコンサウンドの創り方」を具体的に解説して頂きました。サウンドプログラマー、サウンドデザイナー、サウンドコンポーザー、サウンドマネージャー、サウンドエンジニア、サウンドテクニカルデザイナーで構成されるカプコンのサウンドチームのスタッフは約60名。世界でも類を見ない規模と質を誇ります。
今回のセミナーでは特にゲーム制作におけるサウンドプログラマーの役割や音を出すタイミングの決定、音源をゲームの中に埋め込んでいくなどの仕事内容についてお話頂きました。アメリカ西海岸での銃の発射音の収録風景、インディージョーンズなども手掛けた103名からなるハリウッドのフルオーケストラによるレコーディングの様子など興味深いシーンが次々と登場。アニマルモンスターの迫力あるサウンド収録風景などカプコンサウンド制作の裏側を垣間見せてくれました。サウンド演出の違いによる同じ映像シーンの印象比較や、蜂の羽音や踏み切り音など立体音響による事例なども披露。
学生からも積極的に質問があがり、それに丁寧に答えていただきました。
同社のサウンドプログラマー寺畑真吾氏は「カプコン作品に占めるサウンドプログラマーの役割がいかに重要かを分かって欲しい」と力説。プロデューサー的な役割を担う同社サウンドマネージャーの岡田信弥氏は「ゲーム以外のさまざまな分野に興味を持ち、新しいものを追求する気持ちを育てていくことが大切」と集まった学生たちにエールを送って頂きました。
関連ページ
・株式会社カプコン:CAPCOM WORLD JAPAN
・CAP’STONE|カプコンサウンドチーム 公式WEB
・神戸電子専門学校 ゲームソフト分野(ゲームプログラマー育成の学科)の紹介ページ
・ゲームソフト分野ブログ「神ゲーブログ」
・神戸電子専門学校 サウンドクリエイト学科(作曲家、編曲家、ゲーム音楽制作、サウンドクリエイター、サラウンドクリエイター育成の学科)の紹介ページ
・神戸電子 サウンド分野ブログ(日々、授業の模様を更新)