4月28日に行われたデザインセミナーの講師は、『ポケットモンスターズカードゲーム』や『ファイナルファンタジーXI』公式サイトコンテンツのほか、雑誌や書籍などで幅広く活躍中のイラストレーターの有田満弘氏です。
「私が尊敬する浮世絵師の葛飾北斎が描く絵は、決して写実的ではないですが、当時の時代背景や風景が伝わってきます。彼の作品のように、絵を通して人や時代と対話できるイラストを描くことが目標です」と有田氏。そのためにも、制作期間の7割を企画やコンセプト作りに費やし、観てもらう人たちの共感が得られる作品を作り上げます。
人気イラストレーターによるデザインセミナー
売れるイラストを描くためのヒントがココに
ライブペイントをしながらの講義は、スピード感やダイナミックかつ繊細なタッチが印象的です。約1時間半で、2つの作品を生み出すプロならではのテクニックに、歓声をあげる学生もいるほどでした。
セミナー終了後も、学生の疑問に対して一つひとつ丁寧に答えて下さった有田氏。キービジュアルを描く上でのポイントやプロセス、デザインをする際のモチーフなどに関する質問が飛び交いました。「イラストに正解はないので、方向性を決めたら突き抜けて下さい。枚数を描くことはもちろんですが、あらゆるものをよく見てよく考えて、感性を磨くことも大事ですよ」という言葉は、学生の心にも響いたようでした。
※さらに楽屋に戻ってからもたくさんの学生作品を見ていただき、熱心に指導いただきました。
また、このセミナーは本校がワコムクリエイターズカレッジクラブに入会しており、そのプログラムの一環として株式会社ワコム様のご協力のもと実現いたしました。
ワコム社は、PCへの入力デバイス「ペンタブレット」で世界で圧倒的シェアを誇る企業です。グラフィック・イラストを目指す学生やプロに、多く愛用されている会社です。
関連ページ
・MITSUHIRO ARITA / WORKS(有田満弘氏の作品集サイト)
・Wacom | ペンタブレットホームページ
・Wacom|ワコム クリエイターズカレッジクラブ
・神戸電子専門学校 グラフィックデザイン(グラフィックデザイン・Webデザインの学科)学科の紹介
・神戸電子専門学校 グラフィックデザイン学科ブログ