注目のゲームクリエイター須田 剛一氏が語る“世界市場へ向けたゲーム制作”とは
2012年8月8日、株式会社グラスホッパー・マニファクチュア CEOの須田 剛一氏が来校。「世界市場へ向けたゲーム制作」をテーマに業界セミナーを開催しました。
須田氏は1998年に同社を設立後、「シルバー事件」をはじめ「NO MORE HEROES」シリーズ、「シャドウ オブ ザ ダムド」などのゲーム作品でディレクター、脚本、ゲームデザインを務めています。最新のディレクション作品は今年2012年6月に発売された「ロリポップチェーンソー」です。
セミナーでは、プロレス好きがきっかけで採用が決まったゲーム業界との運命的な出会いや世界に向けてのターニングポイントとなった「killer7」など代表作品の紹介、作品制作における日本と海外での考え方の違いなどについて語って頂きました。
約3年をかけて制作した「シャドウ オブ ザ ダムド」の話題では、年間300作品を扱うメガパブリッシャーとの制作から発売までの過程における戸惑いや、多国籍な人たちがイメージを共有できることが前提となる作品作りの難しさについて具体的に紹介。質疑応答タイムの後「達成するという意識を持ち続けること、結果を求めてあせらず自分にゆとりを持つことが大事」とゲーム業界を目指す学生たちへ励ましのメッセージで締めくくられました。
株式会社グラスホッパー・マニファクチュア CEO
須田 剛一氏
ゲーム制作の最終段階の現場でいちばん頼りになるのは、プログラマーのタフさ、メンタルの強さです。そのためには学生時代にバイト労働などを通じて社会のサイクルを経験することもいいかもしれません。スポーツやバイトなどで培われた基礎体力や精神力は社会人になっても裏切りません。
関連ページ
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