“世界一人間に近いロボット”開発者が語るロボットビジネスの最前線
2012年8月9日、株式会社ココロ RT事業部の櫻井 英彰氏によるロボット業界セミナーが開かれ、多数の高校生、神戸電子専門学校 情報工学科の在校生が詰めかけました。櫻井氏は、世界一人間に近いロボットとして知られる「アクトロイド」をはじめこれまで多数のロボット開発に従事。ロボットやアニマトロニクス制作を通じて、国内外の博物館展示やテーマパーク事業にも関わってきました。
セミナーでは、動く彫刻（動刻）をコンセプトとするアニメイテッドロボットの先駆者としての視点から、ロボット制作のプロセスやロボットニーズの移り変わり、エンターテインメントから教育・研究まで幅広いロボットの活躍分野などについてお話頂きました。さらに多分野の先端技術の結晶ともいえるリアルな人体型ロボット“アニメイテッドロボット”の登場が世界に与えたインパクトやロボット業界を取り巻く状況の変化についても解説。これからのロボット開発者に必要な資質は「独創的な発想とアプローチ」「視野の広さと周辺技術までフォローできる骨太な技術力」と述べ、学生たちに「興味のある人はぜひロボット業界を目指して下さい」とエールを送って頂きました。
株式会社ココロ RT事業部
櫻井 英彰氏
一般の業界のように公募や定期採用をしていないので、ロボット業界に興味のある方はユーチューブやニコニコ動画等を活用して自己アピールするのもいいかもしれません。技術はもちろん大事ですが、それぞれの技術をすり合わせながらやっていく仕事なので他人とコミュニケーションをきちんと取れるかどうかも重要なポイントです。
関連ページ
・株式会社ココロ
・株式会社サンリオ（株式会社ココロはサンリオグループのロボットメーカーです）
・神戸電子専門学校 ハード分野（電子工学・回路設計のエンジニア育成の学科）の紹介ページ
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