3DCGアニメーション学科東京研修レポート(2日目) ~日本マイクロソフト、大手3DCG制作企業3社、白組、デジタル・フロンティア、ポリゴン・ピクチュアズ、稲船敬二氏の起ちあげたゲーム開発企業comcept、ゲーム開発企業のキューエンタテインメントを訪問~(前編)

学校からのお知らせ

2013.01.23


※株式会社comceptにて、記念撮影

2012年10月4日から6日の2泊3日で、神戸電子専門学校3DCGアニメーション学科が東京研修に行きました。このイベントは、毎年この時期に行われており学生にとって最も楽しみにしている学生生活のひとつです。東京の様々なデザイン事務所、美術館などを訪れます。新しい発見・刺激を得て、今後の制作などに活かす目的で行われています。(1日目は、ゲーム制作企業の株式会社サイバーコネクトツー様と3DCG制作企業の株式会社アバン様と株式会社イマジカデジタルスケープ バウハウス・エンタエインメント グループ様におじゃましました。

2日目の10月5日は、日本マイクロソフト株式会社様、3DCG制作企業の白組様、株式会社ポリゴン・ピクチュアズ様、株式会社デジタル・フロンティア様、ゲーム開発企業でキューエンタテインメント株式会社様、株式会社comcept様へ、学生をグループ分けし、見学に行きました。

XBox360など様々なエンターテインメントを手がける、日本マイクロソフト株式会社へ

午前中は、学生全員で日本マイクロソフト株式会社様を訪れ、約1時間半にわたり滞在をして先方の見学対応担当者である、日本マイクロソフト株式会社 インタラクティブ・エンターテイメント・ビジネス デベロッパーネットワークグループ グループシニアマネージャーの田代様、カスタマー&パートナーアドボカシー エスカレーションスペシャリストの田中様にご対応をして頂きました。
まずは、社内の見学を行いました。

その後、”未来はどこでもスクリーンの世界で、ジェスチャー操作が一般的になる”イメージビデオを観て、みなが楽しくなる世界を考え、創造しようとしていることがわかる内容でした。その後、田中氏より以下のような内容を中心にお話を頂きました。
「当社はスピード感がある、上下の意思疎通がある会社」
・見識を広げよう…学ぶものは周囲にいくらでもある
・汗をかこう…苦労した経験は必ず資産になる
・誠実であろう…どんな仕事も相手がいる

また、田代氏からは「ゲーム産業について」や「今後求められる能力」のお話などをして頂き、その後キネクトを使ったデモンストレーションを実施して頂きました。学生達には非常に刺激になっていたようでした。

テレビ・映画・ゲーム等の3DCG映像の制作企業 株式会社白組へ

午後からは、2グループに分かれ3DCG制作企業の株式会社白組様とゲーム開発企業の株式会社comceptへ移動です。
まずは白組様のグループは原宿駅から表参道までの道を、台風一過の青空の下歩きまして白組様に到着。 ファッションストリートということもあり、気持ちがいいロケーションです。

到着後、総務部の乱場様にご対応を頂きました。
白組様は、コンピュータグラフィックスなどのVFXからミニチュア制作まで幅広い技術を持つ、アニメーション・実写映画の企画・制作および特殊効果制作等を行う企業です。
近年の映画作品に関しては、2011年末に公開された3DCG技術を用いた映画「friends -フレンズ- もののけ島のナキ」は白組様が3DCG制作を行っています。
レクチャーいただきました内容は、過去から現在に至るまでに手掛けられた作品のDVDを鑑賞したのちに、企業概要説明やリクルートに関すること、質疑応答などを行って頂きました。「まずはCG業界に入れる技術、人間性を身につけ業界に入ることが大切。その後転職によりスキルを上げていくことは大切である」など、業界におけるリアルなお話を聞くことができ、学生達の士気向上に繋がる内容でありました。

コンセプター・稲船敬二氏が立ち上げたゲーム会社、株式会社comcept(コンセプト)へ

株式会社comcept様へ行くグループは、日本マイクロソフト様と同じ品川で、徒歩5分で到着。

ご対応を頂きましたのは、プロデューサーの伊藤様とブランドマネージャーの中村様で、まずは企業概説明を行って頂きました。その後、ゲーム業界の開発現場の実情や、業界の現状と今後、就職活動におけるアドバイスなど幅広い内容をレクチャーして頂きました。

伊藤氏からは、
「ゲーム制作には喧嘩がつきもの、それぞれがぶつかり合ってよいゲームを作り上げていく。学生の間にチーム制作を行うとぶつかり合うことがあるかもしれませんが、是非行ってみてください」
「良い作品を作りたくないと思っているデザイナーなんかいない。その作品の主軸になるコンセプトをどこまでぶれずに作品を制作するかでぶつかり合いが起きる」
とのこと。作品制作の根源を追求する素晴らしいお話を頂き、学生、教員共々非常に勉強になりました。
最後は、フリースタイルで、質疑応答の時間をとって頂き、学生達から多数の質問が上がっておりましたが、伊藤様、中村様より的確なご返答を頂き、学生達にとって貴重な時間となりました。

【東京研修レポート(2日目後編)に続く】

関連ページ

神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科のページ
3DCGアニメーション学科 東京研修レポート(1日目)
3DCGアニメーション学科 東京研修レポート(2日目後編)
日本マイクロソフト株式会社
株式会社白組
株式会社comcept

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