2013/9/4(火)、インダストリアルデザイン学科において3Dプリンター特別講義を実施しました。
インダストリアルデザイン学科では、夏休み前から「3Dプリンターで出力する指輪」という実習課題に取り組んでいます。3Dプリンターで造形する最大のメリットは、造形の自由度の高さ。金型ではできなかった中空のボディや花びらが複雑に折り重なるような造形も表現ができます。今回は、その3D出力にご協力いただいた、八十島プロシード株式会社NextMED開発室の営業部 課長 村上卓弥様にお越しいただき、今話題の3Dプリンターの驚くべき能力や、今後の展望・課題などについて詳しくお話しいただきました。
大変興味深いお話に、学生達も興味津津といった様子でした。
現在は製品の試作に使われることの多い3Dプリンターですが、八十島プロシード様では最終製品まで作ったり、医療、文化財などの分野でも活用を進めているとの事。しかしながら日本においては、プリンターそのものよりも出力する3次元データを扱える人材がまだまだ不足しているのが現状だそうです。無限の可能性を秘めた3Dプリンターですが、これからは造形方法により異なるプリンターの特性を理解し、各製品の分野に精通した優れた3次元CADエンジニアが必要とされます。
あらゆる方面で活躍できる人材となる為に、今後も技術を磨かなければ、と学生達は改めて強く感じている印象を受けました。
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