アニメ制作会社の作画監督が語る!
アニメーターにとって大事な3つのこと。
8月3日(土)のアニメ業界セミナーでは、『攻殻機動隊ARISE』『翠星のガルガンティア』『黒子のバスケ』など、人気作を手がけるアニメーション制作会社、株式会社プロダクション・アイジーから取締役兼作画監督・キャラクターデザインの後藤隆幸氏にお越しいただきました。
「初めは下手で、全然描けなかった」という後藤氏。毎日会社に泊まって朝から明朝まで描き、月に1,000枚を書き切るという仕事量を1年間続けたこともありました。しかし「全然苦じゃなかった」と笑います。そんな後藤氏が語る「アニメーターに大事な3つのこと」は、1に「努力・根性」、2に「運」、3に「出会い」。「努力が運を呼び、運が出会いを招く。この3要素は密接にリンクしている。これらを持ち、生かすことができれば、いいアニメーターになれるし、将来のキャリアもしっかり築けます」と心強いエールを送ってくださいました。
株式会社プロダクション・アイジー
取締役/作画監督・キャラクターデザイン
後藤 隆幸氏
「描く+動かす」がアニメーターの仕事。
「動かす」とは何かを理解しよう。
「アニメと漫画の最大の違いは『動く』かどうか。動かないものはただのイラスト。アニメーターの仕事は、『描く+動かす』ことです。今回は『動かす』ことがどういうことなのか、たくさんの原画を使って説明しました。原画を直接見たくて、一番前の私のところまで移動して来る学生がたくさんいたので、やってみて本当によかったですね。きっと『動かす』とはこういうことなんだ、と理解してもらえたと思います。絵のうまい・へたよりも、会社に入ってどれだけ頑張るかが大事だ、ということも強調しました」。
関連ページ
・株式会社プロダクション・アイジー
・神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科(アニメーター、デジタルペイント育成の学科)の紹介ページ
・デジタルアニメ学科ブログ