~普段聞けない開発秘話と、学生への熱いメッセージ~
2013/7/24(水)、業界連携の一環として、株式会社カプコンから同社の人気タイトル『モンスターハンター4』のプロデューサー・辻本良三氏とディレクターの藤岡要氏をお迎えし、 スペシャルセミナーを開催しました。
まず、最新の『モンハン4』の発売を前に、前作までとの違いを解説。操作に早く慣れることができるよう、初めの段階でプレイヤーに空間の高低差を経験させるようにしている、といった内容やここでしか聞けない開発秘話が。また、『モンハン』開発時のチーム体制や現場の雰囲気などもオープンに語る両氏。学生に対しては、「あらゆる物事に対し『・・・かもしれない』と、仮説を立てた分析をする姿勢を癖づけよう」(辻本氏)、「身近な仲間との情報交換から、自分のやりたいことを探り出そう」(藤岡氏)など、真摯なメッセージをくださいました。
質疑応答の時間では多数の学生が主に制作に関する質問を投げかけ 、辻本氏、藤岡氏は1つ1つの質問に丁寧に答えていました。
そして、セミナー最後には、両氏からのプレゼント「モンハングッズ」をかけて、来場者全員で参加できるジャンケン大会が開催され、会場は大いに盛り上がっていました。
■楽屋でインタビュー
株式会社カプコン プロデューサー 辻本 良三氏
若い方々に期待するのは、私たち世代が経験できなかったこと、引き出しとして持っていない考え方を、新しいゲームづくりに役立ててもらうことです。また、そうした経験を蓄積するためには、無駄な時間も必要。その中から、頭を使うこと、時間を効率よく使うことも覚えていくのです。
株式会社カプコン ディレクター 藤岡 要氏
ゲーム業界を目指す学生の皆さんには、私たちには分からない感性で乗り込んできてほしい。今しか持てない感覚を大事にしてください。そのためには時間を惜しまず、何でもめいっぱい打ち込んで。会社に入ると、意外とインプットの時間や機会がないものです。将来のアウトプットのために、今多くを吸収してください。
関連ページ