併設校「神戸情報大学院大学」福岡 賢二副学長が、インド・ジャイプールで開催されたIEEE(アイ・トリプル・イー:米国電気電子学会)主催の国際会議「MOOC, Innovation and Technology in Education(MITE2013)」(2013年12月20日~22日)にて、最優秀論文賞(Best Paper Award)を受賞しました。
本会議は、IEEE Education Societyが主催する「工学教育におけるイノベーションや卓越性の育成」に関する国際会議です。
インドをはじめ世界中から910件の応募(日本からは本件のみ)があり、本会議には91件が採択され、その中から最終の6件に福岡 賢二が選ばれました。
受賞した研究は、”On issues and effects of education using qualification exam measures in practical training programs for IT engineers”と題する論文です。
実践的なIT人材の育成に関するこの論文では、実践的能力を持ちながらも従来の資格試験等の結果に現れないタイプの学生を、日本のIT国家試験である基本情報処理技術者試験の問題を用いて発見する方式等を提案しています。企業が人材採用試験の際に実践的な能力を見極めるための新試験方式としての応用が期待されています。
学会期間中はインド・ソフトウェア関連企業大手のInfosysやWipro等の人材育成担当による特別セミナーや、IEEE Education Society代表による今教育界でも話題となっているMOOC(Massive Open Online Course:インターネット上で誰でも無料で受講できる形で公開されるオンライン授業)についての紹介セミナー等が開催されました。
また様々な国、分野や立場の方々が参加しており、懇親の機会によって積極的な交流ができ、本学の教育研究品質を高めるための有益な人脈と情報が得られた会議となりました。
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