2014年6月28(土)、ソニックホールで「神戸・清盛隊」と神戸電子専門学校のコラボイベント「雅華平安(がっかへいあん)~いざともに参る~」を開催しました。
神戸・清盛隊は、神戸市の観光事業から誕生した7人グループで、平家の歴史ストーリーの中に歌・踊り、殺陣(たて)を融合させた“演舞”というエンターテインメントを通して神戸の魅力を発信するための活動を行っています。今回のコラボイベントは、去年の神戸・清盛隊のイベントに協力する形で参加した声優タレント学科の学生による提案で実現しました。
音響、照明、録音、映像、美術、制作、およびそれらの監督を担当したサウンドテクニック学科がメインになって行われ、声優タレント学科、グラフィックデザイン学科、3DCG学科、サウンドクリエイト学科も参加した本格的なイベントとなりました。2カ月間にわたる準備や練習を経て迎えた当日は、(1)コラボトーク、(2)学生の演出による神戸・清盛隊のライブプログラム、(3)神戸・清盛隊の演舞、の3部構成です。
午前中から各担当のリハーサルが始まり、午後からは神戸・清盛隊も加わって全体を通したリハーサル。「映像フェードアウト、どうぞ!」「この間に美術転換入りまーす!」と、舞台監督を務めるサウンドテクニック学科・安原拓也さんのハキハキした指導が入り、徐々に空気も引き締まってきます。18時半の開演時には、神戸・清盛隊のファンで会場がいっぱいになりました。最初のコラボトークはアドリブ満載。第二部のプログラムは、声優タレント学科生の語りと神戸・清盛隊の演舞がしっかりかみ合って、会場全体が引き込まれるようでした。最後は神戸・清盛隊が素晴らしい歌と踊りを披露、大きな拍手と歓声の中でイベントが締めくくられました。大仕事を終えた学生たちは「またチャレンジしたい」「すごくいい勉強になった」と、一様に晴れ晴れとした表情でした。
企画に関わった学生のコメント
お客さんの反応が最高でした!
将来は企画制作をしながら舞台にもかかわりたい
舞台監督
サウンドテクニック学科 2年 安原拓也さん 神戸国際大学附属高等学校出身
舞台監督として、スケジュール管理とリハーサル進行を中心に担当しました。リハーサルではうまくいったつもりでも、本番を体験するのはみんな初めてだったから、その空気に圧倒されて何カ所かミスも出てしまったのですが、お客さんの反応が予想以上に素晴らしかったのでほっとしました。将来はイベントの企画制作に携わりたいと考えていますが、今回舞台監督を経験したことで、企画制作をしながら舞台の現場にもかかわれるような仕事を目指そうと思いました。
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イベント制作に初めて本格的に参加して、
これまでにない貴重な経験ができた!
制作班チーフ
サウンドテクニック学科 2年 北条優芽さん 高砂市立松陽高等学校出身
舞台監督のサブとして、各班全体の情報を監督に伝えながら、監督と一緒に動くというのが私の役割でした。初めて本格的にイベント制作にかかわったので、経験したことすべてが勉強になりました。終わったときは、「みんなでつくり上げたイベントをやり切ることができた!」という思いが押し寄せてきて、思わず涙がこみ上げました。今回制作班として仕事をしてみて、音響や照明、映像の知識や技術ももっと吸収したいと思いました。
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神戸・清盛隊の違った一面を
私たちの力でお客さんに見せることができた。
ナレーション
声優タレント学科 2年 野村琴峰 兵庫県立姫路南高等学校出身
神戸・清盛隊のメンバーの方々それぞれの役柄やキャラクター、話し方に合わせてナレーションの文章をつくらねばならない点が最も難しかったです。7人の魅力をいかに引き出せるかがそこにかかっていました。最初の緊張がだんだんと楽しさに変わっていき、心地よかったです。最後にファンの方々が、「いつもの清盛隊とはまた違った魅力を発見できて感動しました。ありがとう!」と声をかけてくださり、私もすごく感動しました。
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敦盛さんとの掛け合いシーン、
ぶっつけ本番だったけどうまく合わせられた!
ナレーション声優タレント学科 2年 佐藤穂乃香 岡山県立岡山東商業高等学校出身
第二部で、私だけが単独で敦盛さんとセリフの掛け合いを行うという、最高に緊張するシーンがあったんです。敦盛さんが練習に参加できなかったため、今日はぶっつけ本番でした。この部分のセリフとナレーションをつくるために平敦盛の人となりや平家の歴史をいろいろ勉強したので、特に思い入れのあるシーンでした。うまく敦盛さんと合わせられるかどうか……どうなることかと思ったのですが、うまく行ってよかったです。
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