2014/5/11(日)、ソニックホールで開催された声優業界セミナーで、フリーアナウンサーで本校講師の“岩ちゃん”こと岩崎 和夫氏とMCタレントの南 かおり氏がパーソナリティを務めるラジオ関西の「青春ラジメニア」特別授業が行なわれました。
声優の石川 英郎氏を招き、大盛り上がりのトークセッション。
「青春ラジメニア」特別授業開催!
ゲストにお迎えしたのは、アニメ「NARUTO」のうちはイタチ役、ゲーム「ファイナルファンタジーX」のアーロン役などで知られる声優の石川 英郎(いしかわ ひでお)氏。子ども時代、学生時代、そして声優を志したきっかけ、駆け出し時代から現在までのあゆみなどを楽しく話してくださいました。
西宮で生まれ育った石川氏は、音楽家である父の影響で幼少から音楽に親しんだことから、音楽大学で声楽を学んでいたそうです。しかし声優という職業を知るや、すぐに上京して声優への道を歩みました。それまでアニメや声優に関してまったく知識がなかったため、声優の養成所に入ったときは不安を覚えたそうです。
「でも、塾長に『アニメファンは声優になれないぞ』と言われ、なるほどと思ったんです。好きなことを仕事にするからには覚悟が必要だ、ということなんですよ。印象的な言葉でした。周りの同志だって、友達と思っちゃいけない。声優であり、ライバルなんですよね。それがプロ意識だと思います。」
石川氏は、「基礎知識を大事に」と強調します。
「言葉を正しく伝えるために基礎知識は重要です。先輩に新聞を音読するように言われ、毎日時間をかけてやっていました。この世界では、演技や表現力だけは誰も教えてくれません。自分で獲得していくのです。そのためには基礎知識をしっかりつけて、まず自分という“入れ物”をきたえなければなりません。」
「話すこと」のプロである三人のトークはテンポよく、ときにどっと笑いが起こります。最後は石川氏への質問タイムで締めくくられ、盛り上がりの中、幕を閉じました。
すべての力は「好き」から。
好きならどんなことでも乗り越えられる!
声優
石川 英郎氏
私は運に恵まれていたと思います。運はとても大事。だから運が巡ってきたときにそれをものにする準備をしておいてほしいですね。そして、“ストロングハート”つまり強い心がこの仕事には絶対必要。どんなことにも動じない心です。恥をかくのを恥ずかしいと思ってはいけません。私も幾度となく恥ずかしい失敗を重ねてきました。特に現場での仕事は何が起こるか分かりません。開き直って乗り切る、という力が求められます。恥も勉強のうちですね。
プロ意識の話を今日しましたが、私はプロとして「できません」とは決して言わないようにしています。お金が発生する仕事で迷惑をかけることはできません。これは私のプロとしてのプライドです。
最後に言いたいのは、結局「好き」がすべてだということです。好きならできる。好きなら苦しいことも楽しめる。言い訳はできませんけどね、好きでやっているんだから。ぜひ「好き」を仕事にできるよう、努力してください。
関連リンク
・ラジオ関西 公式サイト
・青春ラジメニア 公式サイト
・STONERIVER KINGDOM本館(石川英郎オフィシャルブログ)
・神戸電子専門学校 声優タレント学科の紹介ページ
・神戸電子 声優タレント学科学生ブログ
・神戸電子 サウンド分野(サウンドクリエイト・サウンドテクニック・声優タレント3学科)ブログ
・神戸電子サウンド分野Facebookページ
・神戸電子声優タレント学科アイドルユニット「ヴォイス北野坂」Facebookページ