2015/6/8(月)、声優タレント学科2年生に、ある演劇の台本が全員に配布されました。
タイトルは「6年3組の阪神大震災」。「阪神大震災20年メモリアルシアター」として劇団自由人会が企画した台本で、このたび、本校声優タレント学科の学生が出演する機会をいただきました。
阪神・淡路大震災後に、とある小学校の学級新聞へ子供が寄せたさまざまな思いを舞台で表現するという内容です。
今年、震災から20年を迎えるのを機に上演する運びとなりました。
参加希望者にオーディションを実施
2015/6/19(金)、本校にて出演希望の学生を対象としたオーディションが実施されます。
オーディション面接には、劇団自由人会の演出家「ふるかわ照」氏自らが来校。面接で演じる部分は、今回渡された台本から抜粋した一部分を演じてもらう予定です。ただし、演技をする個所は当日発表されるため、オーディションが行われるまでの11日間、台本に目を通し、内容を把握しておく必要がありそうです。
演劇に取り組もうとする、学生の声
演劇に参加したいという学生に話を聞いてみました。
「声優を目指すからには、いろいろ演じる機会があれば全て挑戦してみたい」
「授業以外で取り組んだものって、きっといい思い出になると思う。この学校で何かやった!というものを残したい」
など。
中には、
「自分がおなかの中にいたときに震災が起こった、と母から聞いています。自分の知らないことを演技を通して、誰かに伝えられるのなら、ぜひ参加したい」
との声も。
神戸電子もまた、震災を経験した学校です。校舎や当時の学生も被災しています。
しかし、20歳をむかえる年齢の学生たちにとっては、震災は人から伝え聞く話でしかありません。
震災の実感を持たない学生たちは、この台本にどう臨んでいくのでしょうか。
引き続き、学生たちの成長の過程をご紹介していきますので、ご期待ください。
関連ページ