2015/3/28(土)、ソニックホールにてゲームソフト分野の業界セミナーを開催、株式会社B.B.スタジオのCS開発部から、部長の菊地 康彦氏はじめ4人の方々が来校くださいました。同社は、バンダイナムコホールディングスを中核とするバンダイナムコグループの開発会社(ディベロッパー)として、ゲームソフトの企画・開発や遊技機・CG映像・サウンドなどの制作を行っています。
グループ概要や求める人材像、ディレクターとプランナーの仕事について、そしてプログラムやグラフィックの仕事について、それぞれの担当者を中心に説明がありました。企画立案、スケジュール管理、その他クライアントとの交渉などを行うディレクターや、市場調査をもとに企画書や仕様書を作成し、バランス調整なども行うプランナー。特にこれらの業務は本校ではなかなか触れることのできない仕事内容とあって、業界を目指す学生にとっては貴重なお話でした。
求める人材像は、「好きであること」「コミュニケーション力があること」「責任感があること」「好奇心と行動力があること」の4つに集約。「好き」に関しては、全員が「好きなら努力も苦に感じない。だからこれが一番大事!」と熱く語りました。
~セミナー終了後、楽屋での作品指導を実施~
セミナー終了後、学生たちは自分の制作した作品を持ち寄り、業界のトップランナーから指導を受けました。
~楽屋でのインタビュー~
菊地氏(左)、日高氏(中央左)、菊池氏(中央右)、近藤氏(右)
「好き」は最大の才能。好きになったらいくらでも努力できる。
株式会社B.B.スタジオ
CS開発部 部長
菊地 康彦氏
才能について質問を受ける事がよくありますが、私は、好きだと思えること自体が才能だと考えます。
よく「あの人は才能があるから出来るんだ」と言う人がいますが、それは努力が足りていない人の言い訳に過ぎません。
才能のある人は努力していないように見えますが、実は他の人の何倍もしています。
ただ、好きな事をやっているだけなので、本人ですら努力をしている自覚がないのです。
「好き」は継続していく為にもっとも重要な才能だと思います。
つくりたいものをつくるために、コミュニケーション力は必要です!
CS開発部 CGチーム マネージャー
日高 充氏
ゲームづくりでなぜコミュニケーション力が必要なのでしょうか。それは自分のつくりたいものを形にするため。例えばプログラマはプログラミングができればいいのではないかと思われるかもしれません。しかしゲームは決して一人ではつくれないのです。いろんな役割の人がチームになって一つのものをつくる。その中で自分の考えや要望を伝え、相手を説得できないと、永遠につくりたいものはつくれません。
「好き」を仕事にするには覚悟がいる。その覚悟を乗り越えよう。
CS開発部 ディレクター・プランナーチーム マネージャー/ディレクター
菊池 宏氏
ディレクター/マネージャーは、ゲームをどうプロモーションし、どうやってユーザーの目に届けるかに心を砕きます。みんなで頑張ってつくったゲームだから、クライアントには必死でよさをアピール。認められると「よっしゃ!」と最高の気分になれます。みんな好きでやっていますが、「好き」を仕事にするには覚悟が必要。その覚悟を乗り越えたときに初めて、人を喜ばせることができるのだと思います。
ディベロッパーの仕事を伝えたかった。自分の足跡が残せる感動的な仕事です。
CS開発部 プログラムチーム マネージャー/NP開発部 新規事業チーム マネージャー
近藤 亮治氏
ゲーム会社といってもいろいろあって、ディベロッパーとは何なのか、どんな仕事をしているのかが伝わればと思いました。できるだけ私たちの仕事を具体的に理解してもらえるよう話したつもりです。自分のつくったものが世界に広がって、多くのユーザーを楽しませる。この仕事では、たとえどんな小さなゲームでもそれを味わうことができます。大げさかもしれませんが、歴史の中に自分の足跡が残る感動を味わえます。
~セミナー終了後、楽屋にて~
菊地氏(左)、日高氏(中央左)、菊池氏(中央右)、近藤氏(右)
関連リンク
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