【IT業界セミナーリポート】8/29(土)、国内最大級のショッピングモールなどを手がける、楽天株式会社によるIT業界セミナーを開催しました!

2015.10.02

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国内最大級のオンラインショッピングモールを擁する楽天が語る、
「ITが創る未来」とは?! キーワードはビッグデータ。

2015/8/29(土)、ソニックホールにて開催されたIT業界セミナーに、楽天株式会社から高橋聖氏がお越しくださいました。オンラインショッピングモールの「楽天市場」で知られる同社ですが、旅行や金融など幅広い事業を展開しています。

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オンラインショッピングは日々進化しています。「手に取れない・試着できない」「届くまで時間がかかる」「不在だと受け取れない」などのデメリットを、バーチャルな試着や配送サービスなど、さまざまなサービスの組み合わせで解決できるようになりました。さらに進んだ、「ほしい場所でほしいときにほしいものが手に入る」「売りたい人とほしい人が出会える」「自分が欲しいもの・欲しいことを発見できる」世界を実現するために、ビッグデータ(巨大で複雑なデータ集合)の活用に期待がかかります。それには、あらゆるものからデータを取得してネットワークで通信するセンサ機能、それらデータを収納・抽出するストレージ機能、そして研究・開発・サービスに活用する処理能力が求められるといいます。

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自らを「tech geek(テクノロジーおたく)」と称する高橋氏は、ビッグデータの活用法を、趣味のマラソンを軸に自分自身のデータになぞらえて分かりやすく説明していただきました。毎日のランニング距離、速度、自身の体組成の変化をデータ化。すべての人のあらゆるデータを統計化すれば、例えば健康を維持するために、どんな属性(年齢・性別、職業など)の人がどんな運動をして、どんな食生活をすればよいかが分かるようになるわけです。ビッグデータはこれからのITを大きく変え、日常生活への適用範囲もますます広がっていくと思われます。今人間がやっている仕事の多くもITで出来てしまうことがたくさんあります。
最後に高橋氏は、「そんな世の中で求められる人材になるには、『素早くトライして、素早く失敗して、素早く学ぶ』『コミュニケーション能力を磨く』『広い視野と好奇心を持つ』ことが大事です」というアドバイスを送ってくださいました。

終了後には、楽屋にて学生たちの質問に丁寧に対応いただきました。
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知識や技術も大事だけれど、
「なぜ?」「本当?」を常に問いかけてみよう。
楽天株式会社
編成部 ビヘイビアインサイトストラテジー室
高橋 聖氏

今後、ビッグデータ時代が到来し、ITが皆さんの生活の範囲にどんなふうに広がってくるかをリアルに伝えたいと思いました。私は元々テクノロジーが大好きで、大学ではロボット工学を専攻しており、ビジネスとテクノロジーの融合に興味を持つようになったんです。オンラインショッピングのシステムなどをいろいろと紹介しましたが、これらのシステムをもっと“賢く”していきたいなというのが私の思いです。まるで本当におもてなしされているかのような、ユーザーに寄り添っている感じを出せればなと。そして、自分でも気付いていなかった「ほしいもの・こと」を発見できるようなシステムにしていきたい。
皆さんには、知識や技術よりも、自分の興味に対して常に「なぜ?」「本当?」という疑問を抱き、自分で考えることを身に付けてほしいです。テクノロジーはまさに「なぜ?」「本当?」の繰り返しで進歩してきました。今後就職を考えるにあたって、こうした姿勢も役立ててほしいと思います。

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