任天堂ブランドのゲームソフト開発に携わる2社が語る「求める人材像」とは!?
2015/8/22(土)、ソニックホールで開催されたゲームソフト・3DCG業界セミナーに、株式会社インテリジェントシステムズから鈴木 浩信氏、株式会社グッド・フィールから磯野 功和氏、人事のベテラン二人がお越しくださいました。京都に拠点を構えるインテリジェントシステムズ、神戸が本社のグッド・フィールは、共に任天堂ブランドのゲームソフト開発を手がけています。今回は、「『求める人物像』とは!?」をテーマに、一問一答形式で二人に回答いただく形で進行。在校生は就職活動を意識し、全員ビシッとスーツに身を包んで参加しました。
「学生時代に設定すべき目標とは?」に対し、鈴木氏は具体的にいくつかの項目を挙げます。「本気で考えること。やりたいことができる会社を本気で見つけ、どうすれば入れるのかを本気で考える。そのために、いつまでに何をするのかスケジュールを立てて実行する。1週間の進捗を確認し、内容に応じて対応していく。これを毎日繰り返してクセにしてください」。ハードルは高いですよ、と断りながらも、「そうしないと夢は実現できません。日々なんとなく生きているようなことだけはしないでください」と語りかけました。
磯野氏は、「自分を客観視してください。少しだけ高い(頑張れば達成できる)目標をつくって、スケジュール管理と共に実践してみる。これは自分を成長させることにもつながります」と回答。
「市販ゲームを観察する重要性」に対しては、二人とも「ゲームばかりやる人は興味の幅が狭く、人としてのバランスも悪くなる。ただ遊ぶのではなく、教材としてプレイしてみる。デザイン、シナリオ、カメラワークなど、なぜここはこうなっているのか?と考えてください」という意見でした。「書類審査で見ている点」「応募作品で意識すべきこと」といった採用のことにも質問が及び、「見る人のことを考えてつくる。特に履歴書にはその人自身が表れます」など、人事のベテランらしい核心をついた回答等、深い意見が数多く語られました。
~楽屋にて個別質疑~
業界の声に学生達も非常に勉強になりました。
~セミナー終了後、楽屋にてインタビュー~
友だちはみんなライバル。その中で自分の武器は何かを考える。
株式会社インテリジェントシステムズ
総務部 人事採用担当
鈴木 浩信氏
少しシビアな、身の引き締まるようなことも言いましたが、やはり学生の皆さんにはそれくらいの意識を持って臨んでほしいと思いました。みんな横並びで一等賞、のような甘い考え方は社会で通用しません。今そこにいる友達はみんなライバルで、社会に出るとさらにたくさんのライバルがいます。その中で自分が勝負できる武器は何か、を本気で考えてください。最近は一つひとつ指示しないと仕事ができない人が多いと感じます。「自分で考えて動く」、これをクセづけてください。
スペシャリストよりゼネラリスト。学生時代にさまざまな感性を身に付けよう。
株式会社グッド・フィール
取締役 管理部長
磯野 功和氏
学生は「よく学び、よく遊ぶ」が基本だと思っています。学生時代にしかできないこともたくさんあります。ゲームづくりでは、笑いのセンス、仕切る能力、尖った部分、といった、勉強でつける知識とは全く違う個性が非常に大事。うちはそんなに大きな会社ではないので、みんながいろんなことをします。さまざまな感性を持った人の集まりです。スペシャリストよりもゼネラリスト志向。だから将来、チーフやディレクターなどにもなりやすいと思います。
~関連リンク~
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