戦時中にタイムスリップ!感動大作を学生が熱演。声優タレント学科の卒業公演開催!

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2016.01.28

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戦時中にタイムスリップ!感動大作を学生が熱演。
声優タレント学科の卒業公演開催!

2016/1/23(土)、ソニックホールで声優タレント学科の卒業公演を開催しました。発表作品は演劇「キャンディ遊園地、1705。」。
脚本・演出は、本公演に協力くださった「劇団赤鬼」の川浪ナミヲ氏です。

「キャンディ遊園地、1705。」とは
祖父の代から続く遊園地を閉園に追い込んでしまった頼りない若社長が主人公。若き祖父が遊園地を経営していた戦時中にタイムスリップし、戦争の悲惨さや遊園地を愛する人々の思いを目の当たりにして自分を見つめ直す、感動的ファンタジーです。

20160123_graduate-theater03主人公の遊園地若社長は、その祖父が遊園地を経営していた時代、1944年にタイムスリップしてしまう。 20160123_graduate-theater05しかし、その祖父も戦地へと行くこととなった。
20160123_graduate-theater07残されたものたちで、懸命に遊園地を盛り上げようとする。 20160123_graduate-theater08そんな中、祖父戦死の知らせが届く。
20160123_graduate-theater085そして、祖父の弟にも召集令状が届き、いよいよ出兵に。 20160123_graduate-theater09主人公は、祖父の弟が飛行機で上空を通る時に遊園地をライトアップしようとするが、空襲が始まる!

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ゲネプロ(本番前の通し稽古)、川浪氏からの「ダメ出し」、本番と、スケジュールはびっしり。2時間を超える大作を2チームによるダブルキャスト(1部・2部の2公演)で行うため、朝から晩までの長丁場となりました。ゲネプロでは、客席から川浪氏の厳しくも真剣な指導が一人ひとりに出されます。楽屋での「ダメ出し」では、本番が目前に迫っているせいか学生たちは緊張の表情。

タイムスリップ後の舞台は、戦時中という学生にとって見も知らぬ世界です。その中で老若男女を演じきるのは大変なはずですが、それぞれが自分なりの解釈と役づくりで臨みました。学生たちの真剣さや、「演じることを楽しんでいる」ようすがとてもよく伝わり、見事に観客の心をつかむ演劇に仕上がりました。最後の晴れ舞台を見ようと家族総出で駆けつけた保護者にとっては、こみ上げる思いもひとしおだったのか、悲しいシーン、感動のシーンでは涙する人の姿も多数見られました。

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芝居を盛り上げる重要な要素となる音響・照明は、サウンドテクニック学科の協力。同学科とは何かと連携し合うことが多く、息の合ったコラボレーションでした。
春には卒業し、学生たちはそれぞれの道に進みますが、この公演の成功を糧に活躍してほしいものです。

20160123_graduate-theater12役をどう演じるかを考えるのが一番好き。
将来は一味違う演技ができる舞台俳優になりたい。

谷口花織さん
声優タレント学科 2年
岡山県立岡山南高等学校出身

戦時中の小学生役の一人、古賀肇という役を演じました。役柄に関しては演出家の先生からある程度のアドバイスがあるのですが、基本的には私自身の考え方に任されます。肇は父親が厳しい憲兵なので、いい子でいようと努力するような性格。このキャラクターは父親との関係がポイントだと思い、その部分の表現を特に大事にしました。最も気合いが入ったのは、肇が初めて父に反抗し、ぶたれるシーン。幼い心に芽生えた自立心を自分なりに表現しました。こんなふうに「この役をどう演じようか?」と考えるのは、演劇で一番楽しく、好きなところです。

稽古期間は2カ月ちょっとくらいしかなく、就職活動などでメンバーが集まれないこともあって大変でした。私はある劇団でインターンをしており、劇団の全国公演にも同行していたため時間の調整に苦労しましたが、放課後などの課外時間を使って何とか乗り切りました。

演技が好きなので、舞台を中心に活動したいと考えています。「からふる☆ぱれっと」というアイドルユニットも経験したことで、ステージ慣れすることができました。サウンドテクニック学科の人たちとも仲よくなれて、舞台装置などのさまざまな知識が得られたのもよかったと思います。また学園祭の演劇などで脚本も手がけました。将来は、脚本もできて、他の人とは一味違う役を演じられるような舞台俳優になりたいですね。

関連ページ

神戸電子専門学校 声優タレント学科の紹介ページ
神戸電子 声優タレント学科ブログ
劇団赤鬼公式サイト

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