「あたしンち」「となりの関くん」や「ルパン三世」も手がけた作画監督がアドバイス。
全体を素早く捉えてバランス良く描く練習を。
2016/3/26(土)シンエイ動画株式会社 アニメーター/作画監督 大武正枝氏によるアニメ業界セミナーが実施されました。大武氏は劇場版ルパン三世第1作『ルパン三世 ルパンVS複製人間』の動画チェックをはじめ、『あたしンち』『となりの関くん』の作画監督など多くの作品を担当。長いキャリアと実績を持ちながら、とても謙虚に自身の経験談をお話くださいました。
セミナーでは、実際の絵コンテと動画を見比べたり、キャラクター表作成の過程や、原作者の意向を反映するための苦労なども紹介していただきました。ルパン三世やドラえもんの歩き方を表現するのはとても大変だったそうです。アニメーターになるには、とにかくたくさん描くこと、描き続けること!技術を磨くにはそれしかないと強調されていたのが印象的でした。
セミナー終了後は、アニメ学科在校生の質問に応えたり、作品を見ながらアドバイスもしていただきました。「大丈夫、このぐらい描ければアニメーターになれますよ」との言葉をいただくシーンもあり、学生はとても励まされたようでした。
苦手なものを描くときこそ楽しんで。
上手くなりたかったら描くしかない。
シンエイ動画株式会社
アニメーター/作画監督
大武正枝氏
アニメーターに有効な絵の練習法でお勧めするのは模写とクロッキーを数多くこなすことです。その際は苦手なものにも挑戦してくださいね。私は苦手な絵を描くとき「この苦しさが楽しい!」と無理やり思いながら仕事をしていました。また、課題や仕事の絵を描いているだけでは絵が止まります。プライベートな時間にどれだけ描くかが上手くなる一番の近道です。
関連リンク
・シンエイ動画株式会社
・神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科ページ
・過去に開催された業界セミナーレポート
・オープンキャンパスや体験入学開催中!
- TAGS
- SHARE