※画像はJBpress記事より引用
最前列左から3番目が神戸情報大学院大学 福岡賢二 副学長兼学長代理
(最前列中央が神戸市長の 久元喜造氏)
2016/5/23(月)、JBpressnにて、併設校の神戸情報大学院大学に関する記事が掲載されました。
(記事テーマ)
「神戸が日本で一番ルワンダ人留学生を呼び寄せる理由」
~「ICT×若者」が切り開く日本とアフリカの未来~
以下、記事より1部内容抜粋
神戸市とルワンダの関わりは神戸情報大学院大学から始まった。神戸情報大学院大学は、日本で最も多くのルワンダ人留学生を受け入れている教育機関だ。同大学は2012年にアフリカの上級行政官を対象にした「ICT活用による開発課題解決」研修をJICAから受託実施して以来、積極的にアフリカからの留学生を受け入れている。2013年の第5回アフリカ開発会議(TICAD V)において、安倍首相が5年間で1000人のアフリカの若者に日本の大学院での教育と日本企業でのインターンシップの機会を提供すると表明。それを受けてアフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)プログラムがスタートしてからさらにその数は増えた。現在、同大学にはアフリカからは12カ国からの留学生が在籍し、内12名がルワンダ出身だ。
なぜルワンダからの留学生を積極的に受け入れるのか。同大学副学長の福岡 賢二氏は、ルワンダが成長のエンジンと位置付ける「ICT×若者」には大きな可能性があり、これは日本の将来にも大きなメリットをもたらすと語る。
「ルワンダには日本のように高度に成熟した社会基盤や技術はありません。また20年前のジェノサイドで頼れるシニアや熟練者を失いました。つまり、ルワンダの若者たちは過度に不足する医療サービス、低生産性にあえぐ農業といったさまざまな自国の深刻な課題に対し、自分達の力で解決するより他はないのです。
設備投資が少なくて済み、アイデア次第で大きなイノベーションを生む可能性のあるICTは、彼らにとっては未来そのものなのです。本学は”Social Innovation by ICT and Yourself”を学是とし、実践的な課題解決を学ぶIT専門職大学院であり、これはルワンダでは受けられない教育です。こうして多くの若者が本学の門を叩きに来るのです。また逆に、成熟した今の日本の環境では、若者のイノベーションを起こす機会が失われがちです。このルワンダからの留学生との関わりを通して、日本の若者にまさにイノベーションの生まれる最前線に触れてもらうことは、日本の未来にも繋がると考えています」
関連リンク
神戸情報大学院大学