自分の好きなことを仕事に出来る数少ない業界。アニメ業界の魅力とは。
2016/6/18(土)に開催したアニメ業界セミナーは、株式会社ぴえろ 人事総務部長の浅賀央起氏がお越しくださいました。同社は「NARUTO-ナルト-」「BLEACH」「魔法少女シリーズ」などの作品に加え、最近では「東京喰種トーキョーグール」「キングダム」「おそ松さん」といった話題作も手がける30年以上にわたってアニメ業界をリードしてきた日本を代表するアニメ制作会社です。
セミナーでは、同氏の体験談を中心にアニメ業界で働くということをアニメーターなどの制作部隊ではなく、管理部門の統括者の目線で楽しく語ってくださいました。この業界は『よい映像を創りたい』という強い思いで皆一致しているので働きやすいと浅賀氏。「自分の好きなことを仕事に出来る数少ない業界」なので魅力的だと話されました。
学生たちからの事前アンケートにも丁寧にお答えいただきました。「人や自然の動きをよく観察して描く」「デッサン、クロッキーをしっかりやる」など具体的なアドバイスは大変参考になりました。今回の目玉は、「BLEACH」「おそ松さん」の原画公開。実際に手に取ってみることができ、プロのアニメーターの描く『線』に学生たちは感心することしきりでした。じゃんけん大会で「おそ松さん」グッズのプレゼントもあり、盛りだくさんのセミナーとなりました。
好奇心はアニメーション制作に必須です。
株式会社ぴえろ
人事総務部 部長
浅賀 央起氏
アニメーション業界を目指す人は、真面目な方が多い印象です。今日の学生さんたちも少しおとなしい感じでしたが、素直な子たちは伸びるので、そこを私たちは期待をしています。ただ、欲を言えば「エッジのある人」「こだわりのある人」がこの業界には欲しいという思いがありますね。特に制作の人間は心が強くないといけませんから。学生のうちは、とにかく遊んでください。いろんなものに興味を持って欲しいですね。絵はもちろんですけど、『音楽』『芝居』『建築』すべてにおいて興味を持つこと。自分の引き出しをふやしておいてください。好奇心はアニメーション制作に必須ですから。
関連リンク
・株式会社ぴえろ
・神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科ページ
・過去に開催された業界セミナーレポート
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