総合広告代理店系WEB制作会社のエンジニアが登場。
WEB広告の先端事情を、制作事例を交えて紹介
2016/7/16(土)、総合広告代理店系のWEB制作会社で、エンジニアは日々、どんな仕事をしているのか。株式会社博報堂アイ・スタジオのテクニカルディレクターの田中 英明さん、サーバサイドプログラマの河津 正和さん、フロントエンド・エンジニアの平川 育男さんの3名が登場し、セミナーが開催されました。
同社は、大手広告代理店傘下のインタラクティブコンテンツの制作会社。WEB制作などクリエイティブをはじめ、システム開発やプロモーションなど、インタラクティブコミュニケーション領域全般を幅広く手掛けています。
セミナーでは、まず広告業界について田中さんが解説。テレビや雑誌、イベントなど様々な場所で展開する広告ですが、インターネットやスマートフォンの普及により、特にこの10年、IT技術の重要性が高まり「広告業界でエンジニアが活躍できるフィールドは、テクノロジーの進化によって、まだまだ広がっていきますね」と話されていました。
次に、ユーザーインターフェイスを構築するフロントエンド・エンジニアの平川さんと、WEBサーバ上のプログラムを開発するサーバサイドプログラマの河津さんが、それぞれの仕事内容や業務の流れを紹介。企業のキャンペーンサイトや、博報堂のリクルートサイトといった制作事例を通して、WEB制作の最先端を知ることができました。「“バズを起こす”というミッションに対して技術で応える。その結果、SNSなどで話題になっているのを見るとうれしいですね」と河津さん。平川さんも「自分が関わったサイトを通じて、ユーザーの驚きや感動が目に見えるのがやりがいです」と語ってくれました。
最後に、学生からの事前の質問に回答。「オススメの言語や資格は?」といった技術面から、「仕事で苦労したこと」など実務についての質問まで、それぞれの経験をもとに丁寧に応えてくださいました。「どうすれば稼げますか?」という質問に田中さんは、「エンジニアに限らず、どの職種でも、技術を高めてプロになることが重要。ただ、IT業界はこれからも発展していく業界。今後も、エンジニアが活躍する場は増えていくと思いますね」と話されました。
終了後も控室で、学生たちの質問の丁寧にお答えいただき、学生たちも大満足のセミナーとなりました。
常にアンテナを張ってアイデアのストックを
株式会社博報堂アイ・スタジオ
アドバンストテクノロジーチームリーダー
テクニカルディレクター/プログラマ
田中 英明氏
広告業界では、様々な業界のお客様から依頼を受けます。ただプログラムを書くだけでなく、お客様の業界や業種をよく理解し、システムを作っていくことが必要。また、技術があることは基本ですが、エンジニアでもキラリと光るアイデアが出せるよう、日頃からいろんなものに触れて自分の中にストックしておくことも大切です。
テクノロジーの進化のスピードは速いですが、新しい技術を積極的に使って、見た人の感性に訴えるものを生み出していく。大変ですがやりがいも大きいですよ。
勉強も遊びも突き詰めて揺るぎない自分の糧に
システム開発部 イノベーション開発チーム プログラマ
河津 正和氏
書いたプログラムが思いどおりに動くことが楽しくて、プログラマを目指しました。この会社を選んだのは、いろいろな事ができる広告業界がおもしろそうだったから。仕事では、学生時代とは違い、バグがなく安全といった品質担保がかなり重要になります。ただ、学生のうちは、自分が勉強したいと思う技術を突き詰めるのがいいと思います。社会に出て使う言語や技術が違うこともありますが、突き詰めた経験はムダにはならないはず。それと同時に、旅行でもなんでもめいっぱい遊んで幅広い経験をするべき。学生の今しか出来ないことをやって、人間力を高めてください。
新しい技術を積極的に使っていく
クリエイティブテクノロジー部
フロントエンドチーム フロントエンドエンジニア
平川 育男氏
新卒で入社して今年で2年目です。クライアントの様々な要望に応えるため、実務として新しい技術にどんどん挑戦できるのがおもしろいです。制作にはプログラマやデザイナー、コピーライターなど、たくさんの人が関わるのでチームワークも大切。また、自分の技術がどう動くのかをきちんと伝えられるスキルも必要ですね。直前の仕様変更にバタバタしたり、と大変なこともありますが、それ以上にお客様やユーザーに喜んでもらえることがやりがいです。
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