100選に選出された山内 貴文さんの作品『交差する美術館』
100選に選出された有末 汐里さんの作品『見え隠れする美術館』
2016/9/25、建築新人戦2016の二次審査・公開審査会が大阪、梅田スカイビルで行われました。
今年で8回目の開催となる建築新人戦は、建築を学ぶ大学・短大・専門学校の学生を対象とした建築設計コンテストで、毎年全国から約1000作品の応募があります。
全国の建築学生がエントリーを行い、有名国公立大学の3回生が名を連ねる中、本校の建築インテリアデザイン学科建築デザインコース2年生の作品2点が、公開審査会に出展できる上位100選に見事選出されました。
建築新人戦2016公式HP結果発表
今回の入選で5年連続で上位100選に選出されており、2016年時点で専門学校生での上位連続入選は、全国でも神戸電子専門学校だけ。学生の作品レベルの高さを証明することができました。
公開審査会の会場入口。今年も約900点のエントリーがあったそうです。
会場の様子。100選に選ばれた学生の作品が展示されています。
建築インテリアデザイン学科建築デザインコースでは、1年次に住宅設計課題、2年次に中規模設計課題に取り組みます。
今年度の建築新人戦にて、学生たちが取り組んだ課題は「美術館」の設計でした。
山内さんの展示ブース:屋内CGと建築模型
有末さんの展示ブース:屋内CGと建築模型
【上位100選入選学生】
建築インテリアデザイン学科2年
山内 貴文さん
(兵庫県立加古川南高等学校出身、近畿大学経済学部卒業)
山内さんのコメント
新人戦の作品を作成していく過程で、先生と打ち合わせを行い、指摘を受けた箇所を修正し、ブラッシュアップしていくことで、自分の足りない部分が見えてきました。
作品を作るということは、1回作って終わりではなく、何度も試行錯誤を繰り返すことで、作り上げていくものだと実感しました。
会場では他の学生さんの作品を見たり、同世代である上位入選者のプレゼンテーションを聞いたりして大いに刺激を受けました。またコンセプトを深く考え、それを企画や設計、CGや模型製作を通して形にするという作業は、普段の授業とはまた違った経験を積むことができ、とてもいい勉強になりました。この貴重な経験を活かせるように今後も励んでいきたいと思います。
建築インテリアデザイン学科2年
有末 汐里さん
(姫路市立琴丘高等学校出身)
有末さんコメント
今回の課題は私が今まで取り組んできた中で一番大規模な設計で、正直戸惑うこともありました。先生方のアドバイスや設計事務所でのアルバイト経験のおかげで、良い作品が出来たと思います。
特に建築CGに関しては、知り合いの大学生の方から、自分たちより精度が高いと評価をいただいたことで、ひとつ自信が出来ました。
上位入選者課題に対するコンセプトの深さや建築模型の精度など、会場では他の応募作品から学ぶことも多く、勉強にもなりました。
また課題製作を通して図面の色彩化や建築模型の本格的な作り込みなど、普段の授業とは違った経験が積めた事は必ず今後の糧になると思います。
ふたりとも、本当にお疲れさまでした。そして、おめでとうございます!
残念ながら上位16選には入選できませんでしたが、この経験を糧に、今後の更なる飛躍を期待したいと思います!
最後に、今回で建築新人戦、上位100選に5年連続選出という節目ですので、過去の入選作品を振り返ってみたいと思います。
今後、技術の進歩に伴い、建築の業界でもコンピュータ化は更に進んでいくと言われてますので、建築に興味がある方はぜひ参考にしてみて下さい。
建築新人戦2015:上位100選に選出された作品『BORDERLESS -融けてゆく建築 絡み合う透明性-』
総合研究科(2級建築士取得コース)
野水 勇志さん
(兵庫県立洲本高等学校出身)
建築新人戦2014:上位100選に選出された作品『uneven』
村上 ひかりさん
(兵庫県立青雲高等学校出身)
建築新人戦2013:上位100選に選出された作品『Cultivate』
藤田 敏さん
(仁川学院高等学校出身)
建築新人戦2013:上位100選に選出された作品『蟻塚』
難波 大祐さん
(岡山県立東岡山工業高校出身)
建築新人戦2012:上位100選に選出された作品『Oasis』
宮本 佳奈さん
(兵庫県立加古川西高等学校出身)
建築新人戦2012:上位100選に選出された作品『緑の商業施設』
三田 敦志さん
(兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校出身)
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