ケイカ:3DCGアニメーション学科業界連携セミナーレポート特集6(3月-10月)

学校からのお知らせ

2016.11.25

アニメの王道を再確認!

2016/5/21(土)、株式会社ケイカ 代表取締役社長 由水 桂氏による業界セミナーが開催されました。
同社は、アニメやCF(コマーシャルフィルム)、キャラクターデザインなどさまざまなCGを手がけるプロダクションです。少数精鋭で、TVアニメ、ゲーム他多数のジャンルで質の高い作品を生み出すことでも知られています。同社は技術力とセンスで実績を重ねている会社です。
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セミナーは、「アニメーションって何だろう」というテーマに沿って展開。パラパラ漫画から始まるアニメの歴史や製作の基礎知識などが紹介されました。
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電車や振り子の動きを例に、アニメの基礎と製作手法が説明され、キーフレームにアニメの原則をどう組み込むかということについても動画を使ってわかりやすく解説。アニメーター必読の書籍が紹介された際には、メモを取る来場者も多く見受けられました。
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3Dアニメの製作紹介では、人体の動作を分析し、動きにリアリティを持たせる方法や、デフォルメすることで印象を強める手法を披露。何度も動きを確認しながら3Dアニメが徐々に仕上がっていく過程を見せていただきました。

最後は、Oculus Rift(オキュラス・リフト)によるVR(バーチャルリアリティ)で、摩天楼の中を走り抜けるジェットコースターを疑似体験。学生たちはスクリーンに映し出されたOculus Riftの映像に見入り、歓声もあがるほど。実際に体験した学生の中には、思わず手足をこわばらせる人や、「これ、ヤバイッス!」の感想で場内をわかせた学生もあり、進化したOculus Riftがセミナーに楽しさと賑わいを添えてくれました。
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セミナー後は、3DCGアニメーション学科の学生の作品を見ながらアドバイス。学生からは「とても参考になりました」「いいポートフォリオができそうです」という感想が聞かれました。
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株式会社ケイカ
代表取締役社長/ディレクター・CGIアーティスト
由水桂氏
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好きな分野を見つけて、楽しみながら仕事を続けよう。
学生時代には興味の幅を広げるだけでなく、自分の得意分野を持つといいですね。好きで好きでたまらない世界を持っていることは大きな強みになります。また、上っ面の知識ではなく、基礎をしっかり身につけてください。迷ったら基礎に戻って考え直すことも大切です。私たちが学生さんのポートフォリオを見る視点というのは、上手いかどうかではなく、志が高いか、勉強し続ける姿勢が見えるかという点です。私はいつも楽しんで仕事をしていたいし、若い人にもそうあってほしい。ずっと仕事が好きでいられる人と一緒に、仕事がしたいと思っています。

関連リンク
ケイカ公式ページ
神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科ページ