広くて深いアニメの世界。
チームで作品をつくり上げる喜びは無限大!
2017/3/26(日)、株式会社ぴえろより人事総務部長の浅賀央起氏をお招きし、アニメ業界セミナーが開催されました。同社は1979年に設立以来、質の高いアニメーション制作で業界をリードしてきた名門で、「NARUTOーナルトー」「BLEACH」などのアニメ史に残る作品に加え、「東京喰種トーキョーグール」「おそ松さん」といった近年の話題作も手がけています。セミナーは前半をゲストの高校生対象、後半を在校生対象と二部構成となっており、いずれもNARUTOのプロモーション映像を流しながら臨場感ある雰囲気のもとに行われました。
浅賀氏は自らの体験からアニメ制作とはどのような職場か、どういう人が向いているのかといった学生たちの多くがもっとも知りたい内容をユーモアをまじえて解説。チームで一つの作品をつくるアニメ制作は「楽しさばかりではないが、壁を乗り越えて実った時はものすごく嬉しい」と熱く語られました。そして、表現者としてのこだわりをチームの人たちと共有できることが大切というコメントは、学生たちの心に響きました。
セミナー終了後も在校生の作品指導とアニメ業界をめざすにあたってのアドバイスをしていただきました。アニメ制作は男女の区別がない世界で、就職するというよりは「大好きなアニメをつくる環境に身を置く」というスタンスで飛び込むことをお勧めしますとのこと。学生時代に身につけておくと良いこととして挙げられたのは、人や物に対する「観察力」とそれを形にする「デッサン力」。いろいろなタイプの絵を描くアニメーターにとり、しっかりした基礎は自分の仕事を支える武器になるとのことでした。アニメ業界に限らず、「これだけは絶対に続けられるほど好き、という道に進んでほしい」というメッセージは、学生たちに勇気を与える嬉しいメッセージでした。
好奇心を全開にして遊び、学び、面白い人間になってください!
株式会社ぴえろ
人事総務部部長
浅賀 央起氏
アニメ業界に入って「やめたい」と思ったことは一度もありません。厳しさもあるけれど、楽しい仕事です。デジタル化の波はアニメ業界にもあって、3Dの技術を2Dの世界に活用していくことが求められています。質の高いものをつくらないと認められない世界ですから、ずっと勉強は必要ですね。学生時代は、いろいろなことに興味をもって、まずは引き出しを増やしておくことをお勧めします。そして面白い人間になってください!
【デジタルアニメ学科とは】
デジタルアニメ学科はアニメーション制作をすべて学ぶ学科として設立されました。制作工程をすべて学ぶため、アニメーター、キャラクターデザイナーや作画監督、色彩設計、撮影監督に留まらず、全体を指揮する監督やプロデューサーへの可能性も広がります。また近年普及しつつあるデジタル作画にも対応したカリキュラムとなっています。
【関連リンク】
・株式会社ぴえろ
・神戸電子専門学校 デジタルアニメ学科ページ
・オープンキャンパスや体験入学開催中!
・4/16(日)東映アニメーション VFX&アニメ業界セミナー
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