映像制作が好きで好きでたまらない。だからもっと上を目指す。それが白組スピリッツ。
2017/8/30(水)、白組による業界セミナーが実施されました。
CMのアニメーション制作からスタートした白組は、手作業のアナログ時代から積み上げてきたノウハウと最新技術を融合させ、今や多岐にわたるジャンルで質の高い映像を生み出す企業として存在感を示しています。
この日のゲスト講師である乱場由美子さんは、制作や技術からのアプローチではなく、白組の組織や採用についてレクチャーしたいと前置きしたうえで、社内制作の映像作品紹介からセミナーをスタート。映し出される映像はどれも見覚えのあるCMや映画、アニメばかりで、白組の仕事の幅広さを実感させるものでした。
白組の従業員は約200名。東京都内に4つの拠点を構え、中でも調布スタジオは、コンピュータ・グラフィックス、モーションコントロール撮影、立体モデル、ミニチュアセットの制作などSFXの総合制作スタジオ。このスタジオがあることで、「ALWAYS 三丁目の夕日」や「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」などVFXを駆使した山崎貴監督作品が誕生したとも話してくださいました。
(白組公式サイトより引用)
制作は少数精鋭のチーム制。各々のチームがクリーチャー系から可愛い系、CMや映画、ゲームなどあらゆるジャンルの作品制作に関わります。スペシャリストよりもジェネラリストの割合が比較的に多いのが白組の特徴。自身の“得意技”を極めるのはもちろん、それだけに満足せず、プラスアルファーの“武器”を持つことでひとりひとりが多くの作品に関われるのが白組スタッフの強みなのだそうです。この考え方は、白組への就職を希望する人にも外せないポイントで、「何か一つのジャンルを極めたいというよりは、むしろ、いろいろなことをしてみたいという人に向く会社かもしれない」と、乱場さん。また、学生時代にはやりたいことをやりきっておくことも大切とアドバイス。スタッフの採用は随時行っているので、渾身の作品と熱い思いを持ってチャレンジすれば、扉は開くとエールを送ってくださいました。
終了後は学生作品の指導にもご協力頂きました。
熱い思いと素直な心を持ち続け、自身のスキルアップと作品クオリティを追求して欲しい。
株式会社白組
管理部
乱場由美子さん
学校を卒業したばかりの新人でも、チームに加わればプロとしての仕事を要求されます。時間や予算などの制約を受けながら、チームの一員としての責任を果たしていかなければなりません。できないこと、わからないことは一人で抱え込まずに素直に教えを請うこと。制作現場ではチーム内外のコミュニケーションがとても大切です。最初のうちは失敗することもあるでしょうが、そのすべてを肥やしにスキルを磨いていってほしいと思います。
白組ではチームごとに定例会議があり、新人にも発言の機会があります。自身の考えや、やりたいことを積極的にアピールし続ければ、希望するプロジェクトに参加できることもあります。どんな時でも映像に対する熱量の高い人こそが、白組の求める人材です。
(関連サイト)
白組
神戸電子専門学校 3DCGアニメーション学科
- TAGS
- SHARE