IT分野年度末成果発表会「Digital Works 2017-2018」を開催しました!

学校からのお知らせ

2018.02.22

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発想のユニークさと完成度の高さで勝負。
11チームが自信作をプレゼンテーション。

2018/2/8(木)IT分野成果発表会「Digital Works 2017-2018」が、神戸市産業振興センター・ハーバーホールにおいて開催されました。参加したのは、IT分野各学年による予選を勝ち抜いた11チームと、審査の対象にはならないもののすぐれた内容が評価され、エキシビションとして参加した2チームの計13チーム。学年やコースごとに設定された課題に基づいた自信作のプレゼンテーションを行いました。
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ソフトⅠ・Ⅱコース(1・2年生)

1年生はC言語を使用しグループワークでの「自由制作」が課題。
最初に登場した1年生のチームは、いきなり学生生活の不満度を示す数値を発表し来場者の興味を引き付け、その問題を解決するアプリを紹介。その後登場したチームも人工知能を使ったゲームで語彙力を向上させる作品を発表。
2年生は開発言語の制限はなく「使ってみたいと思う、思わせるプログラム」を課題にファッションコーディネートの悩みを解決してくれるWebアプリや、学校向けの情報管理ツールなど、自身の身近な問題をテーマにした学生らしい発想を起点に、同世代の共感を得るアプリを披露。プレゼン手法も巧みに、来場者の関心を引いていました。

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Webエンジニアコース(1・2年生)

このコースでは、1年生は企画からリリースまで一人で制作。2年生は“作る”だけでなく“広める”工夫をすることでマネタイズ(収益化)につなげることを課題に開発をスタートさせました。
1年生は趣味のボードゲームを楽しむために仲間をマッチングするためのサイト、シーンに応じた服装を共有することのできるSNS、忘却曲線に基づき学習の定着を図るリマインダーアプリ、2年生はハンドスピナーを体感させるアプリなど多種多彩。作者の個性が色濃く発揮された作品が多数登場し、アプリをApp StoreやGoogle Playから全世界に公開している作品も紹介されました。
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最優秀賞を受賞したチームOversleptの「スピスピ」

ソフトⅢ・Ⅳコース(3・4年生)

3年生は「問題を解決できるシステムの開発」を課題にWebアプリケーションの制作に取り組みました。
学年が上がると作品も高度に洗練され、どれも実用レベルの運用が期待されるものばかり。出品者と顧客の間に流通の場所を提供することによりフリマアプリの仕組みに一石を投じるような革新的なものや、自販機の機能充実による遠隔での商品管理、作品を作る際に必要な技術を持ったメンバーを集める共創をテーマにした作品などが発表されました。
4年生は作品は自由課題でプロジェクトをアジャイル(Scrum)で開発を行い制作。
ユーザーの希望をもとに既存の旅行プランを自動的に選択し提案するシステムを提案、
審査員からの質問や感想も専門的で、運用法の新たな展開も提案されるなど中身の濃い内容となりました。
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最優秀賞、審査員特別賞のW受賞となった池チームの「Rabbit Place」

1年生から4年生までがそれぞれのコースごとに課されたテーマに沿って制作、発表した本発表会は、1年間の学びの集大成ともいえるイベントです。発表後は、最優秀賞、審査員特別賞の発表があり今年は最優秀賞が同率で2チーム選出となる非常にハイレベルな争いとなりました。
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福岡校長総評

「IT分野は人々の暮らしを豊かに快適にするものであり、中でも高齢者やハンディを抱えた人々にとっては暮らしの質を飛躍的に向上させるもの。その一翼を担う人材であることに誇りを持って羽ばたいてほしい。アイデアが勝負の世界なので、アイデアを形に!」
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福岡校長より、これからITエンジニアとして飛び立つ学生たちに熱いエールが送られました。

受賞者の喜びの声

最優秀賞
審査員特別賞
3年生  池チーム   作品「Rabbit Place」

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(左から)近江和真さん、池拓海さん、上田幹人さん、構口達也さん、柏原風希さん、大下悠輔さん

チーム力が決め手。
それぞれの頑張りがW受賞として結実。

作業は開発担当と資料担当に分かれて進めましたが、ホントに大変で修羅の道をばく進したという感じ。今回の結果に対しては嬉しいとか良かったとか言う前に、「みんな本当に頑張ったよなぁ」と言うのが本音です。しかもW受賞なんて思いもよらないことです。
作品のこだわりはgitやTrelloという技術を使った徹底したタスク管理。苦労したのは本番環境への展開がなかなかうまくいかなかっという点です。プレゼン原稿の作成にも手こずりました。
達成感はありますね。冬休みを全部つぶしたり、初めて使うソフトに悪戦苦闘したり、海外のサイトを探しまくったり、それぞれがそれぞれの持ち場で本当に頑張りました。全員の意識共有とコミュニケーションがすごく良くて、チーム力で得た結果だと思います。

最優秀賞
Webエンジニアコース2年生 Overslept  作品「スピスピ」

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(左から)桐生大輝さん、西岡忍さん

楽しみながらの制作は
充実した学生生活の証。

ハンドスピナーは僕(西岡)自身が好きで集めていたこともあり『コレ、スマホでもできるんじゃないの』と思ってテーマにとりあげました。
受賞はほんとうに意外です。制作コンセプトの「マネタイズ(収益化)と楽しさ」をうまく表現できた点が評価されたのかもしれませんね。
開発や制作には夢中で取り組みました。気がついたら朝、ということもありましたが、キツイとかツライではなく、むしろ楽しんでいました。苦労というほどの苦労もなかったし・・・。しいていえばアプリ内の広告や課金の実装、ユーザーをつなぎとめることかな。
アプリ開発を進める過程ではいろいろなことが経験でき、とても楽しかったです。その上に賞までいただいて光栄です。今後の自信につながりますし、充実した学生生活を送れたという証にもなると思います。


●最優秀賞受賞作品「スピスピ」のプレゼンテーションシーン

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