Modeling Cafeによる3DCGセミナー
生徒からの質問に全部、答えます!
2019年9月21日(土)、株式会社ModelingCafeより福岡支社代表の北田 栄二氏とモデリング スーパーバイザーの西田 健一氏が来校。数々の有名な映画やアニメ、ゲームなど、モデリングに特化したCGを手がける同社による業界セミナーを開催しました。
ModelingCafeは、モデリングやコンセプトアートに特化したCG制作スタジオ。東京と福岡に拠点を置き20代のスタッフを中心に、映画やCM、ゲームなどジャンルを問わずさまざまなCG制作を行っています。事例紹介では、『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』のメインキャラクターのモデリングや背景モデラー、同社がプロデュースするバーチャルモデル『imma』などが紹介されました。背景モデラーでもある北田氏は「作品によって世界観がまったく違うところが、背景モデラーの楽しいところ」と、魅力を語ります。次に、同社で使用しているソフトの一例も紹介されました。「たくさんあるけど、全部完璧に使える必要はない。ソフトウェアは結局、道具。時代とともに変わっていくものなので、基本がわかっていればいいと思います。ただ、トレンドを知っておくアンテナは張っておくこと」と話されました。
後半は、事前に集めた生徒たちからの質問に答えてくださいました。北田氏は、モデリング作業での苦労について「ニーズの読み取りと具現化」と回答。「手書き1枚の正面図で、モデリングの依頼をされることもあります。少ない情報から打ち合わせや修正を重ね、完成したものに対して喜んでもらえると嬉しいですよね。ビジネスなので、相手が何を求め何に喜んでくれるのかを読み取り形にしなければいけない。難しいですが面白いところでもあります」。海外での就労経験もあるお二人。そのきっかけについて西田氏は、「『LOTR』、『KINGKONG』を見て、クリチャーモデラーで最高峰のWETAで働きたい!と、ツテもなく移住。なんとかWETAに入社し、実データを見れたのはすごく勉強になりました」。
海外生活やソフトウェアの使い方、スキルの磨き方など、すべての質問に回答くださったお二人。最後に北田氏は、「CGと一言で言っても、活躍の場は幅広い。フルCGがやりたいのか実写合成なのか、映画なのかゲームなのかアニメなのか…。会社によってやっていることもさまざまなので、自分が何をやりたいのか、その会社はやりたいことができるのか、見極めることが大切ですね」と話されました。
【関連ページ】
・株式会社ModelingCafe
・3DCGアニメーション学科紹介ページ
・3DCGアニメーション学科公式YouTube
・参加無料!オープンキャンパス特設サイト
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