2020/2/6(木)、IT分野Digital Works 2019-2020が、東灘区民センター大ホールで開催されました。
IT分野の全学年全学科からそれぞれ学内の選考で選ばれた10チームと3個人の中から、
今回は、3・4年生の発表をご紹介します。
■3年生
ソフトⅢコース
ソフトⅢコースのテーマは、“IT制作関連の一連のプロセスを学習し、課題解決ができるIT製品をチームで開発する”こと。
一チーム目は、作品開発に向けてアイデアが浮かばなかったという自分たちの状況を逆手にとり、アイデアが浮かばない人たちを手助けするアプリを開発。アイデアを売買するという発想を、しっかりとシステムに落とし込み、Webサイトの見やすさも含めて完成度の高い作品となっていました。
続いての作品は、小学生のITリテラシーを高めるために制作されたWebサイト。見た目はかわいらしいゲームサイトですが、子どもたちがSNSを使った犯罪などに巻き込まれないよう楽しみながらITリテラシーを高めてもらいたいという思いのこもった作品です。
最後は、学内キャッシュレス決済アプリ。学内の窓口で試験費用などを支払う際の行列の長さに、これをなんとか解決しようと生まれた作品ですが、話題のブロックチェーン技術まで取り入れた、現在のキャッシュレス時代にふさわしい作品でした。
●アイデアが浮かばない人を手助けする「-JIN- Just Idea Needed」
●オリジナルキャラクター「はこみみちゃん」と一緒に学べる子供向け教育ソフト。
●ブロックチェーンを利用した、学内キャッシュレス決済サービス
■4年生
ソフトⅣコース
ソフトⅣコースのテーマは“IT製品をアジャイル・プロジェクトの形式でチーム開発する”ことです。このチームが開発したのは、筋トレが趣味な人・筋トレを始めようと思っている人向けのマッチングアプリ。ターゲットを絞り込んだアプリとしての完成度の高さもさることながら、タスク管理にZenHubを使用し、リモートワーク対応やコスト管理、また個人の作業が停滞しないよう15分質問ルールを設けるなど、チームでの開発をスムーズに進められるようさまざまな工夫が取り入れられている点に、開発チームとしてのレベルの高さを感じさせられました。
●筋トレを始めようと考えている人向けマッチングアプリ。「Muscler’s」
・【IT分野年度末成果発表会】Digital Worksを開催しました。- 前編 –
・【IT分野年度末成果発表会】Digital Worksを開催しました。(1・2年作品紹介)- 中編 –
これらの作品は神戸電子専門学校IT分野YouTubeチャンネルで公開していますのでどうぞご覧ください。
【プレゼンテーション賞受賞作品】
はこみみランド
【福岡校長閉会の挨拶】
変化・進化の著しいIT業界において、どういう開発者がハッピーになれるかというと、自分が興味のあること、面白いと思うものを貪欲に発見し、それを常に選択し続けられる開発者だと思います。
それを開発に活かすには技術が必要ですが、皆さんは十分それを持っているわけです。あと必要なのはその技術を活かすための発想や着想。
日々の生活を、こういうことをやってみたい、こうすれば面白いのではないかという思いを持って過ごしてみてください。成果発表があるから何かアイデアをひねり出すのではなく、やりたいことはたくさんあるけれど、その中からこれなら今回賞を取れそうだなというアイデアを選択できる人材になっていただきたい。
卒業対象の皆さんはぜひそういう姿勢で、これから社会で頑張ってください。そして進級対象の皆さんは、そういう観点で来年のDigital Worksに臨んでいただければと思います。
関連ページ
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