2020/2/6(木)、IT分野Digital Works 2019-2020が、東灘区民センター大ホールで開催されました。
IT分野の全学年全学科からそれぞれ学内の選考で選ばれた13チームの中から、
今回は、1・2年生の発表をご紹介します。
■1年生
ソフトⅠコース
ソフトⅠコースのテーマは、“問題を設定し、それを解決する”というもの。この課題に対して、最初のチームは、タイピングが苦手な人もゲーム感覚で技術を習得・向上できるタイピングゲームで挑みました。
続いての作品は、学校を舞台にした謎解き脱出アプリゲーム。このゲームは、内容のクオリティの高さはさることながら、細かな説明がなくても直感的に遊べるUIと自動セーブ機能で、隙間時間の「暇」を楽しく解消できる点が魅力的でした。
3作品目は、子どものころになじみのある靴飛ばしやドッジボールなどの外遊びを、三軸加速度センサーを搭載したコントローラーを身につけて実際に体を動かして遊ぶ体感型ゲームです。最新技術を使いながら、安全な路地や空き地がなくなった現代にノスタルジックな遊びを甦らせた点が、大人世代からも高い評価が得られそうな作品でした。
●わかりやすいゲーム性と実践的な学習機能を実現した「Typing Party」
●学校を舞台にした謎解き脱出アプリゲーム。「Escape from dusk」
●子供のころの懐かしの遊びを、スマートホンでIoTを使い手軽に楽しむ「おとなあそび」
WebエンジニアⅠコース
WebエンジニアⅠコースのテーマは、“つくれる人材を目指す”ということで、個人による開発となっています。
まず一人目の作品は、最高の人生を見つけるためのやりたいことリスト。2007年に公開されたアメリカ映画にインスパイアされたこの作品は、同じ目的を持った人とつながることができ、自分の人生を充実させるきっかけになるような素晴らしい作品でした。また、やりたいことのカテゴリー(遊び、旅行、食事)に合わせて広告を出すなど、今後の収益化まで期待が膨らむ作品であったというのも評価ポイント。
二人目の、スマートスピーカーをよりスマートにしたActive Speakerは、現状のスマートスピーカーに満足するのではなく、さらに課題を見つけて進化させることを目指した意欲作。
三人目の作品、ダイナミックプライシングを用いた映画チケットの販売価格決定システムも、映画館の収益を上げるというビジネス視点から発想された、1年生のアイデアとは思えない作品となっていました。
●やりたいことをまとめてSNSで共有できる「やりたいことリスト」を発表する又吉琉稀斗さん
●スマートスピーカーが自発的にいろんな情報をお知らせ「Active Speaker」
●映画の価格を人気や公開日数によって変動させ適正価格で販売できる、チケット販売システム
■2年生
ソフトⅡコース
ソフトⅡコースのテーマは、“自分たちが使ってみたいものを作成する”というだけあって、個人的な悩みや趣味から発想された楽しい作品となっていました。
まずは、プレゼントを贈る側ともらった側のレビューを投稿・閲覧できるサイト。普段自分たちが感じていた、プレゼントを贈る際、もらう際に感じるストレスを解決したいという思いから生まれた作品です。ありそうでなかった潜在ニーズを捉えた点に、審査員からも高評価のコメントが寄せられました。
二つ目のチームが発表した、自分だけが知っている穴場スポットを共有できるアプリも、テレビや雑誌では紹介されていないようなニッチなスポットや風景と出会える感動、そしてそのときの思いも共有できる素敵な作品でした。
●プレゼントを送る喜びをあなたに。「FOR YOU」
●今まで知らなかった穴場スポットをたくさんの人と共有できる「Loco]
WebエンジニアⅡコース
WebエンジニアⅡコースは、“つくるから広めるに発展し、フルスタックな人材を目指す”ことがテーマ。発表された周遊型AR謎解きゲームは、謎解きと拡張現実を融合させた画期的な作品で、流行のリアル謎解きゲームをさらに発展させたこれまでにないアトラクションとなっています。この作品は、すでに神戸電子の学園祭「神フェス」で公開されて実際に収益も上げており、さらに、「専門学校HTML5作品アワード」で、神戸デジタル・ラボ賞を受賞した作品です。
●周遊型AR謎解きゲーム「謎の少女からのメッセージ」
・【IT分野年度末成果発表会】Digital Worksを開催しました。- 前編 –
・【IT分野年度末成果発表会】Digital Worksを開催しました。(3・4年作品紹介)- 後編
これらの作品は神戸電子専門学校IT分野YouTubeチャンネルで公開していますのでどうぞご覧ください。
【最優秀作品賞受賞作品】
おとなあそび
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