声優タレント学科 神戸三ノ宮の新企画でリアルアフレコに挑戦

本校声優タレント学科の学生が、神戸三ノ宮センター街の企画『バーチャ・スタッフ』(※旧企画名:バーチャル・アルバイト)でキャラクターの声を演じます。

『バーチャ・スタッフ』とは人ではなく、店頭のモニターに映し出されたキャラクターが接客を担当する、神戸では初となる企画です。
キャラクターの声は、事前に収録した音声を使用するのではなく、別のスタジオからリアルタイムでアフレコします。キャラクターを通して声で接客するため、アフレコに必須である「声の表現力」に加え、キャラクターの設定を意識したアドリブ回答や、接客のための商品知識。店舗周辺の情報についても事前に把握しておく必要があります。「声の表現者」を目指す本校の学生にとっては、マルチかつグローバルに活躍するための、スキルアップにつながる企画です。
また、本企画には本校のデジタルアニメ学科の学生も、キャラクターの制作として携わっています。声優タレント学科とデジタルアニメ学科の学生は、これまでも学内コラボレーションとして完成したアニメ作品にアフレコし、共同で作品を制作してきました。今回のように、リアルタイムでキャラクターに命を吹き込みながら、現場で対話する作品は、本校においても初の試みであり、今までにない、パワーアップしたコラボレーションが実現することとなります。

本番は2021/11/7（日）三ノ宮センター街の一部店舗にて実施します。078KOBE　INTERACTIVE部門のこの日限りの限定イベントであり、キャラクターの声は、厳選なるオーディションにより選抜された学生たちが担当します。
新しい接客の形を体験できるまたとない機会ですので、ぜひお立ち寄りください。

「078NEWS」Youtube収録に参加

先日、イベントを主催する078KOBEのYoutube番組「078NEWS」にて、本企画を宣伝する収録があり、キャラクターの声を担当する学生２名が出演者を代表して参加しました。

収録スタジオにはイベント本番と同じように、アバターが映ったモニターが設置され、学生は別スタジオからアフレコします。画面上ではMCとキャラクターが会話しているように見えます。
番組はMCからの質問に学生が答える形式で、簡単な台本はありますが、何が飛び出すかはわからない、フリートークもあるとのこと。
MCを担当するのは、プロのアナウンサー脇浜紀子さん。今まで経験したことのない、リアルタイムでのアフレコ、プロとのフリートークに緊張しながら収録に臨みます。

写真：スタジオに設置されたモニター

写真：MCとフリートークする学生たち

本番では、音声の遅延など現場ならではのトラブルもありましたが、何よりもフリートークが難しかったようです。ある程度のやり取りを想定し、回答も準備していたものの、思い通りに返答できず、悔しそうな表情を見せることも何度かありました。
本企画の難しさを痛感した学生は、日々の授業で身に着けた、「声の表現力」に加え、アドリブ力。知識。情報が必要だという気付きを得、よりスムーズな接客ができるよう、本番に向け準備を重ねています。学生たちの成長もぜひ、ご覧ください。

「078KOBE」とは

078KOBEは、都市生活の面白みと心地よさを追い求める市民、アーティスト、クリエイター、エンジニアが集い交わることにより生まれる参加型イベント。
・「078KOBE」ホームページ

「078NEWS」

日程：2021/10/10（日）配信
媒体：Youtube
チャンネル名：078NEWS
URL：https://www.youtube.com/watch?v=Ar978pyuI4Q
「078NEWS」は、新しい神戸の映像メディア。神戸市在住の脇浜紀子（元読売テレビアナウンサー）らがキャスターを務め、誰もが見たい・知りたいと思う神戸の多様な魅力を伝えるニュースプログラムです。

『バーチャル・スタッフ』企画者
関西大学総合情報学部に通う4回生、田久保健太氏。
デジタルコンテンツ全般を研究しており、自らもコンテンツ制作に携わる。
昨年の同イベント「078KOBE」では「Another City in KOBE」を企画し、お絵かきした絵が仮想のKOBEの街で動き回るオンライン・インタラクティブアートに挑戦した。

『バーチャル・スタッフ』を企画した理由について
「二次元キャラクターが三次元（現実世界）で生きる場を作りたかったから」です。
様々な事情により三次元（現実世界）で働くことが難しくなった昨今、二次元キャラクターが街中で喋りかけてくれて一生懸命接客をしてくれる、ちょっと不思議な働き方が一般化してもいいんじゃないかなと思いました。少し先の未来を感じていただきたいです。