サウンドクリエイト学科教員が、「ソングライティングキャンプ in 台湾」に参加しました

学校からのお知らせ

2023.05.18


サウンドクリエイト学科教員・市尾賢次が、2023/2/14~2/17に行われた「ソングライティングキャンプ in 台湾」に参加しました。
今回は、本イベントに参加したイベントレポートをお届けします。

ソングライティングキャンプ in 台湾とは

経済産業省のコンテンツ海外展開促進事業の一環としてVIPO(映像産業振興機構)主催で行われた、日本と台湾のトップクラスの作曲家たちが参加するイベントです。
日台混成で、4人1組で1日1曲をコーライティングで完成させるキャンプ形式です。
オーガナイザーの山口哲一氏は、作曲科育成の「山口ゼミ」塾長の音楽プロデューサー。
ジャニーズや乃木坂46などの楽曲を手掛ける副塾長・伊藤涼氏、2021年レコード大賞 Da-iCE『CITRUS』の作曲をしたKaz Kuwamura氏の3人と、日系資本の台湾の音楽出版社・One Asia Musicが運営し、日本人と台湾人合同で行われました。

海外のマーケットを見据えて。
Co-Writing:コーライティングの重要性

パソコンとDAWソフトの普及によって誰でも自宅で作曲できるようになった反面、プロのエンジニアや演奏家から学べる機会が減ってしまったと感じた山口哲一氏が推奨するCo-Writing:コーライティング。
5チームほどの編成で、日本人と台湾人が一緒になってさまざまな楽曲を制作しました。
制作の場には常にコミュニケーションがあり、楽しそうに生み出される楽曲の数々。
完成したさまざまなジャンルの楽曲を聴き、クリエイティブなものはコミュニケーションから生まれるものなのだと改めて気づきました。

誰に歌ってほしいのか?ターゲットは?
作曲における積極性や、共創の重要性を実感

最終日の作品発表の際、講師がまず最初に問いかけていたのは「どの地域、世代がターゲットであるか」という点です。
制作された楽曲はすべて、歌ってほしい人やマーケットとしたい国、ターゲットとしたい年齢層が明確でした。
また、「自分の作品を聞いてもらいたい、共感してほしい」という熱意を持った方ばかり。
学生は自分が作りたい曲を制作する傾向にあるので、プロ意識とはこういうことだ、と改めて実感しました。

本校での「共創教育」が目指すもの。
コミュニケーションから生まれるクリエイティブ

「共創教育」を掲げる本校のカリキュラム。
技術力を磨き、たくさんの人と刺激し合いながら新しい価値を生み出すことを目的としています。
学科内での仲間との共創はもちろん、他学科とのコラボレーションによる共創によってさまざまな作品を生み出す学生たちですが、今回の台湾コーライティングキャンプで実感したことを今後の指導の中で学生に伝えていきたいと思います。

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サウンドクリエイト学科は、作・編曲のほか、ゲーム・映画・アニメなどあらゆる映像で使われる「音」を生み出すサウンドクリエイターを育成。
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